鯨井あめ『きらめきを落としても』読了。大学生たちの日常がほのかに、けれど劇的にきらめく瞬間を切り取った珠玉の短編集。全編を通して感情を溜めに溜めていちばん効果的な場所で爆発させる手腕が見事だ。「燃」がとりわけ好き。「言わなかったこと」も刺さった。鯨井作品のきらめきを追い続けたい。

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『きらめきを落としても』
鯨井 あめ 著


短編集。
青春ってこんな感じだったなと思う。

「ブラックコーヒーを好きになるまで」のちょっと斜めから見ようとしているところ、流行りものへの感情は歳を重ねた今では、そんな時期もあったなと懐かしさを感じた。

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話が終わったあと彼らにどんな未来が待ってるんだろうと想像するのが楽しい。
音楽のサビに入るとこで止めた余韻みたい。
そんな中「主人公ではない」がひとつだけ異様な感じで印象に残った。
でも1番好きなのは「言わなかったこと」です。タイトルが好き。

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2022年7月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編
https://t.co/quNCecsQqL
今回は「この世界からまた君がいなくなる夜に」「エナメル」「15秒のターン」「海がきこえる」「うつくしが丘の不幸の家」「宙ごはん」「風を彩る怪物」「先祖探偵」「きらめきを落としても」など31点を紹介しています。

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『きらめきを落としても』

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『きらめきを落としても』

ブラックコーヒーが嫌いだったり、天体観測をしたり、主人公ではなかったり、猫を追いかけたり、ヴァイオリンを拾ったり、文芸サークルに所属したり。
全6話、6人の大学生がボーイミーツガールする短編集。

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綺麗な表紙が目印です。

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きらめきを落としても 講談社
鯨井あめ
きらきらしていたりくすんでいたり。ときめきからもやもやからSFまで、青春を万華鏡でのぞくような6つの短編集。


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