【特集】「ヴァイオリニストの系譜」(文:真嶋雄大さん)現代にいたるヴァイオリニストの師弟関係を辿ると「トスカナ派(パドヴァ派)」「ロンバルディア=ヴェネツィア派」「フランコ・ベルギー派」「ボヘミア派」の4流派に大別されます。師たちの影響を継承し、またその弟子へとDNAを連綿と伝播。

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人物が浮いていたり、不安定で混沌とした画面から醸し出される不穏さ。ヴェネツィア派を代表するティントレットの作品で、マニエリスムの傾向が強いです。ダイナミックなポーズの人物たちは今にも動き出しそう。暗い雰囲気の画集ですが、絵の奇妙さがより演出された造本(I)
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アテナとアラクネ。知性と戦いの女神として知られるアテナは織物の名人でもあった。人間のアラクネがアテナ様にも勝てるわと言って織物対決。見事勝ったアラクネを蜘蛛にした。ずっと織っていられるからね。本当は怖い とかできそう。

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マールテン・ド・フォス。ティントレットの弟子だった説もあるらしく、ヴェネツィア派ふうの鮮やかな色彩。

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とイタリア。本作はルーベンスがイタリアに来て間もない頃の作品。確かにタッチがいつものルーベンスと少し違うような。色彩の強い対比は からの影響らしい。イタリア滞在の8年の間で画風がどう変わっていくのかも見どころのひとつですね。#ルーベンス展

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こうしたことから、「ヴェネツィア派の始祖」的な感じで言われることも多いです。1500年以降にもなると、ジョルジョーネやティツィアーノのような後続の画家からも刺激を受け、より柔らかな作風になっていくのです。

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