世間(よのなか)は
常かくのみと
かつ知れど
痛き情(こころ)は
忍びかねつも
(巻第3・472)


※書は不火子 母

12 58

「花は咲いたけど…」涙は乾かぬという家持歌。
(巻第3・469)

12 74

「その道を知っていたら塞を置いたのに」と嘆いた家持歌。
(巻第3・468)

9 64

「小さな子だっているのに
なにも今 いかなくても……」と胸を痛めた家持歌。
(巻第3・467)

8 50

七月(旧暦)に入って秋風を悲嘆した家持歌。
(巻第3・465)

14 66

さらに瞿麦(なでしこ)を見て作った家持歌。
(巻第3・464)

13 81