宇佐見りん『推し、燃ゆ』(2020年)
ファンを殴った“推し“が炎上した
アイドルオタクの主人公にとって彼は世界の中心のようなものだったが周囲が変化をしていく
事件を受けての生活感が妙にリアルで没頭してしまいました
どことなく『桐島、部活やめるってよ』に似た雰囲気も

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  著 

ファンをぶん殴ったアイドルを、それでも推し続けるアイドルヲタJKのヲタ心理描写が完璧過ぎた。
なるほど、自分は好きなアーティストの誰一人推してなどいないのだ。
推しも、親に望まれた進路も失った主人公だったが、最後の着地が素晴らしかった。

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[341冊目]
"推し、燃ゆ" by 宇佐見りん
 ある日、推しが炎上した。それでも私は推しを推すことをやめない――

 否定される歯痒さ、悔しい気持ちが卓越した文章により描き出されていました。現代の内容に合った内容とメッセージ性に心を打たれました。

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『推し、燃ゆ』#読了 !
心の歪み、疑心暗鬼、そして自己欺瞞…
推しとともに心の破綻へ向かう主人公。
純文学的心理描写がじわじわ染みてきます。

後期太宰のような繊細な表現もあり、この当時21歳?って!
次は、宇佐見さんの描く恋愛小説が読みたくなりました😄
ぜったい面白いはずです。

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から『推し、燃ゆ』を!
説明不要の2020年下期の芥川賞受賞作!

「推し」という最近耳にする新しい言葉のタイトルにも、美しき純文学の予感が…
なぜなら、最初の1ページ、いや最初の一文で、
物語の世界に引きずり込まれた。
この予感は正しいのか!?果たして…

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【海外でも絶賛!】宇佐見りんによる53万部のベストセラー『推し、燃ゆ』英訳版、イギリス、アメリカで発売 https://t.co/Sjaz7WrbHJ

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宇佐見りん『くるまの娘』

『推し、燃ゆ』超えは大変だろうな、と思ってたら、軽々超えてきた。
作家としての凄みがどんどんパワーアップしてる。
派手なシーンはないのに、じりじりとした緊張感で目が離せない。
家族という、この救い難き、離れ難きもの。
これはいったいなんなのか。

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第164回芥川賞受賞作。
推しがいる人が読めば、よりリアルに感じられる本だと思う。
推しがいるって、幸せでもあるし辛いこともあるんだね。



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本来なら、大人は、甘えることなく自分の面倒を見なくてはならないということくらい、とうにわかっていた。それが正しいかたちだと、言われずとも知っていた。だが、愛されなかった人間、傷ついた人間のそばにいたかった。背負って、ともに地獄を抜け出したかった。

「くるまの娘」宇佐見りん

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『くるまの娘』
宇佐見りん

決定的に壊れているわけではない、けれどもどこか不穏でひび割れた関係。かんこが逃げ込んだ「車」の中は、家族で時間を過ごした思い出の場所でありながら、かんこの身体を究極的に守る甲羅のようでもある。ままならなさを生きる、とはどういうことか。

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目が疲れていたので一昨日からAudibleで耳読書。

宇佐見りん『推し、燃ゆ』
芥川賞には軽いんじゃないかというレビューを見かけていたのでどうかなと思ったけど、落ち着いた玉城ティナの朗読が、いい感じ。
何より推しを推す行動にとても納得できる。
(推しの限定セット27500円を買ったばかり)

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In spite of it being above my level and since I was getting bored with the Penguin bilingual book, I started 推し、燃ゆ by 宇佐見りん. I'm finding it quite interesting so far and I'm very eager to continue reading it!

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が描く壊れた家族の物語。残念ながら今回もバッドエンド…。最初から最後まで徹頭徹尾、ローテンションな物語だったなぁ。落ち込んでる時には読めない作品だな。

『#くるまの娘』 https://t.co/tvBt9EwpR4

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『まさしくこれは現代描写』
推しのアイドルが炎上。話としてはアイドルとファンの周囲が説明され、淡々と進む。中でも読みどころは推しがいる心情表現。秀逸で若さ故の作品




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かか (河出文庫)
宇佐見りん
19歳の浪人生うーちゃんの深い悩みのタネは大好きな母親=かか。孤独を苦にして心を病み、荒れた生活を送るかかを救いたいうーちゃんが、ある無謀なお祈りを胸に熊野へ旅立つ物語。


https://t.co/okCDmCqGn1

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【ぜひセットで読んでみてほしい本】③
他罰的でない解決や救済を模索する
●櫻木みわ『コークスが燃えている』(集英社)
●宇佐見りん『くるまの娘』(河出書房新社)

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2021年9位
推し、燃ゆ/宇佐見りん
全てを投げ捨てて、その”一つ”にのめり込める程の情熱、想像できないような愛。しかし、周りが見えなくなる程の視野の狭さが歪みに変わる。他人には分からない感情が爆発する。自分には考えられない世界だが、熱を持てることを少しだけうらやましく思った。

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離れることが自立なのか…
そばにいることの方が大事なのではないのか…

他人と家族で同じように振る舞うことが正しいのか…

家族で傷つけ合うことの裏側には悲しさ・淋しさがある。

考えさせられる作品でした。



さん

https://t.co/m5l2FtVpwg

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2022年5月は36冊📚 古市憲寿さんの「ヒノマル」が一番面白かったです‼️
☆5 「爆弾/呉勝浩」「暁の宇品/堀川惠子」
☆4 「くるまの娘/宇佐見りん」「パパイヤ・ママイヤ/乗代雄介」etc
どれもオススメです😀

【2022年5月に読んだ作品】

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宇佐見りん『くるまの娘』読了
どこにでもある「家族」という社会的集団が、グロテスクなほど歪で面倒な関係性であり、しかもその家族の「当事者」しかわからない痛みや苦悩をそれぞれ抱えている。
著者はその真理を綺麗事は並べず、ナイフで肉を裂き、内臓を晒すような痛切な文章で描き切る。天才だ。

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