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いつしか一心に祈りながら描いていた。この画を通して悪や迷いを払い、心が神に向かうように。そして神の御照らしが人々に与えられるように。人々がほんの一匙でも幸福を分かち合い、悲しみや苦しみが癒えるように。
ああ、と胸が轟いた。
聖像画を描くことそのものが、祈りだ。
#読了 白光/朝井まかて
朝井まかて『白光』
明治時代に絵を学ぶためにロシアに渡り、日本で最初のイコン(聖像画)画家となった山下りんの物語です。絵を学びたい一心でと言っても、当時ロシアに渡る(船旅もかなり厳しい環境だったようです)というのはどんなに強い思い、大変な苦労があったんだろうと惹かれて読みました。
葛飾北斎の娘が主人公の、朝井まかて「眩」を読み終わったのだが、私もいま葛飾北斎の小説を書いてる関係で一時的に北斎の知識がドーピングされているせいで、作中にさりげなく散りばめられた小ネタが「わかる!わかるぞ!」ってなってる。
①『雲上雲下』朝井まかてhttps://t.co/FTWFR5XlXG
俺たち、本当に存在しているんですか? 子狐に山姥、乙姫に天人、そして龍の子ら民話の主人公たちが笑い、苦悩し、闘う。やがて物語が交錯し、雲上雲下がひずみ始め…。不思議で懐かしいニッポンのファンタジー。#本日発売 #お薦め本
【眩- Kurara - 】
2020.06.09
鉄、酸化皮膜、錆
朝井まかて さんの小説〈眩〉の中で描かれる葛飾応為のイメージで創りました。
北斎の影で、自身も絵を描くことに魅了され、
光と影が織り成す色彩の世界を追い求めた生涯
そんな眩しい彼女を暗闇の中に浮かび上がる蝶で表現しました。