今回は木島桜谷の鳶図を紹介します。以前紹介した「秋林遊鹿図」と違い、小さな作品です。落款から推察すると、大正時代中期の作品ですね。
画を見ると、乾いた筆で一気に描いていることがよく分かります。枝も一筆で描き、円山派の画の特徴がよく現れています。

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プライベート コレクション
明治36年頃制作
久々に日本画をツイートします。
木島桜谷の「波上群禽図」を紹介します。落款から明治36年(1903年)頃の制作と考えられます。
画の特徴として波の水色から空の朱色へのグラデーションです。木島桜谷26歳の挑戦ですね。

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暫く、メッセージ書き込んでいませんでしたね。久々に写真も含め、アップします。

です(private collection)。
桜谷さんは鹿を多く描いています。もっとも有名な軸は

ですが、この作品もとても気に入っています。

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明治40年前後の若い時期の作品です。側筆を用いた荒々しい筆致で猛々しく描かれているのですが、憂いを帯びた瞳がこの鷲の孤独感を表現しています。

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の「#虎図」です。落款から明治40年前後の若き の作品と思われます。この作品では で荒く毛を描いており、猛々しい雰囲気を出しています。それともうひとつの特徴は、#塗りのこし を用いている点です。絹本の白を用いた描き方です。若い桜谷の意欲作ではないでしょうか。

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第7回文展出品後、行方不明となっていた作品です。左隻から右隻に桜の花びらを散りばめており、春満開というイメージを作っています。この作品は絹の裏に金箔をはる裏箔を行っており、春の和かな陽射しを表現しています。#桜谷 渾身の作品です。

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福田美術館での「美人のすべて 初公開、松園の『雪女』」では松園の初期から晩年まで蒐集されていて流石です。2階では美人画の流れを肉筆浮世絵から一覧でき、伊藤深水作品も多く見れます。珍しい木島桜谷の美人画や観山の美人画など楽しまます。画像は松園二枚、山川秀峰の若衆、観山

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講談社野間記念館の十二ヶ月図展。画像堂本印象の老松に瀧、川合玉堂の田植、荒木十畝の雪南天に小鳥。この他風景画で児玉希望、動物画で木島桜谷の昭和8年バージョンの十二ヶ月図が秀逸でした。

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