昨日2月22日は「猫の日」とか。遅ればせながら暁斎描く猫たちを二回に分けてご紹介。版画和本《暁斎畫談》挿絵の猫たち、版画双六絵《滑稽狂画雙六》「振り出し」の子とろ遊びの鬼の猫、大判錦絵《月に鼠を掲げる猫》の後ろ姿、肉筆の《群猫疾駆図》。#河鍋暁斎

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.280 河鍋暁雲筆の挿絵入り摺物《本町東助記念金剛力碑建設》。明治25(1892)年7月、前年没した力持ちの浪野東助顕彰碑建立(幸龍寺境内)に際し両国・回向院で開かれた力持ち興行の宣伝用に制作。東助は暁斎と親交が深かった。#河鍋暁雲

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No. 271 豆判錦絵組物《狂言はじめ》の袋表紙絵。日本橋・榛原製の前号の《かち繪》袋表紙絵とデザイン、色遣いが同系。《狂言はじめ》も榛原の製品であろう。《かち繪》と同じ江戸期の作品ではなかろうか。  

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.266 俳諧の歳旦開きに配られた摺物。暁斎は、明治9年(1876年)が子年あるのに因み如意宝珠を播く大黒天とそれらを捕えようとする三匹の鼠を挿絵に描いた。判者は白雪連という一門を率いた俳諧師の四世・金羅。#河鍋暁斎

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊155号 《六歌仙之図》は美術誌『繪畫叢誌』239号(明治40年3月刊)の付録。既見の付録7点はいずれも戯画調。業平の耳かきをする小町、詠み疲れ居眠りをする大伴黒主に払子で悪戯をする僧正遍照など。

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊149号  暁翠筆《新板 能狂言壽語録》の「狂言 神鳴」。東国に向かう藪医者に雲間から落ちた雷が痛めた腰の治療を命じ、その礼に天候の順調なること約束をする。落ちた雷と驚き平伏す藪医者を描く。

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊146号  暁翠筆《新板 能狂言壽語録》の「狂言 末廣」。指示された買物の“末広“が扇と分からず都で詐欺師に騙されて傘を買い主人に追い出された太郎冠者。詐欺師に教えられた囃子で主人の機嫌が直る。

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊140号  河鍋暁翠筆の版画双六絵《新板 能狂言壽語録》の「釣狐」。昨日紹介の暁斎筆「釣狐」と同じ場面が描かれているが、伯蔵主と猟師の配置が逆で、伯蔵主の裾に出てしまった尾を描く違いもある。

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.225    書画寄書帖《雲煙過眼》にある暁斎の娘「暁翠」の作品。江戸玩具の“とんだりはねたり”で遊ぶ官女を描いた「官女遊戯図」。落款中の“暁辰”は暁翠の最初の号。明治14年、即ち暁翠14歳の時の作と推定。

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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊133号 東京・谷中の「いせ辰」では暁斎デザインと伝わる絵柄を文献等をもとに復刻した木版刷り等の千代紙を販売。#櫂舟三郎コレクション 
より四季の4図。桜は活版刷り、菖蒲、菊、椿は木版刷り。40×50cm程の大奉書紙千代紙。

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今日は端午の節句。関東では江戸時代末頃から端午の節句に際して学業成就や魔除けの祈りをこめ鍾馗の人形を飾る風習が民間に広まった。#櫂舟三郎コレクション から暁斎筆の鍾馗の肉筆戯画3点を紹介。梅の木にしがみつく鬼と戯れる鍾馗、阮咸を弾く放下師の鍾馗、瀧の上から取り逃がした鬼を睨む鍾馗。

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このメッセージカードは12種が判明しています。#櫂舟三郎コレクション から4図を紹介。発行時期不明。掲載いただいた外国での使用例から外国人に人気の商品と思われますが、ほとんどの図柄で文字書き込みのスペースが縦長なので、国内用を念頭に制作されたものとも考えられます。#河鍋暁斎 

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