今年の は開花が早そうですね。#窪俊満 が描いたのは桜の木の下で一服する女性たち。野山は若草色と薄紅色に染まり、暖かな日差しを感じます。けれど二人の着物は黒のモノトーンと、かなりモード系!? 暖色系の配色を限定する「紅嫌い」と言われた の一流行がうかがえる作品です。

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11日より で開催の『 人をえがく』よりあえての

《美人図》#宮川長春
《砧打美人図》#窪俊満

美人画といえば浮世絵。立姿の美人は菱川師宣の弟子・宮川長春の肉筆画。窪俊満の方は地味な色合いの着物が美女ぶりを引き立ています

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金沢文庫・称名寺の「唐猫」。鎌倉時代に唐から運ばれる仏典をネズミから守るため、一緒に渡来したされたとされる猫のこと。「金沢猫」「かなねこ」とも呼ばれます。
(窪俊満「春雨集」享和~文化年間 より)

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