絲山秋子さん著『まっとうな人生』読了。精神病院を抜け出した花ちゃんとなごやんとの九州縦断珍道中『逃亡くそたわけ』の続篇。十数年後にコロナ禍の富山で再会したふたりは互いに新しい家族ができていて。面白かったけれど自分的には断然に前作の方が好きだな~( ˙-˙ ) *2

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生命は飴みたいなものかもしれないと思った。途中で噛んでしまいたくなる、でも噛んでしまったらつまらない。口のなかで穴のあいたパインアメがどんどん細くなっていって、鎖が切れるようにぽきっと折れる。それがあたしの終わりだとしても、それを味わえばいいのではないか.

まっとうな人生/絲山秋子

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富山に嫁いだ花ちゃん。
「たびのひと」として生活していたある日、なごやんと再開。ふたりの和むやりとりとコロナ禍の言い表しにくい焦燥感が絶妙。
夫のアキオちゃんも可愛いし、富山県を旅するガイドとしても最高。
またふたりに会いたいな。



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本の紹介

絲山先生の本はシンプルな言葉で活き活きとしていて、そして自然に素晴らしい物語に導いてくれます
コロナ禍での家族や友人の話が、あったかい富山弁と言い回しも比喩もリズムのある素敵な言葉で描かれた本です

https://t.co/mNTwgUB3jP

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①『まっとうな人生』絲山秋子https://t.co/E1NBKmYzlR
ひょんな場合で偶然再会することになった「花ちゃん」と「なごやん」。あの『逃亡くそたわけ』から数十年後、富山県を舞台に、家族を持ったふたりの新たな冒険の幕を開ける。#本日発売

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【新刊】『まっとうな人生』絲山秋子/河出書房新社 https://t.co/fpdrr80lFc

偶然再会することになった「花ちゃん」と「なごやん」。あの『逃亡くそたわけ』から数十年後、富山県を舞台に、家族を持ったふたりの冒険の幕が開く。先の見えない〈世界〉を優しく切り拓く、新たな代表作。

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【新着来店・リアルタイム配信イベント】6/10 Fri 20:00-
絲山秋子×田中和生
「人々の暮らしを肯定する世界文学」
『まっとうな人生』(河出書房新社)刊行記念
https://t.co/GZPaNUeFmf
さまざまな角度から本書の魅力について話し合います!

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📕モノガタリ📘

まもなく17時より絲山秋子さんのエッセイ『一人で二つ』の連載をスタートします。

17時から1時間毎につづきが更新され、21時までの全5回です。ぜひ最後までお楽しみください。

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「小松とうさちゃん」絲山秋子 (著)

52歳の非常勤講師小松の恋と、そんな彼を見守るネトゲに夢中の年下敏腕サラリーマン宇佐美の憂鬱。絲山秋子が贈る、小さな奇蹟の物語。


詳細は↓
https://t.co/jdESoM8Zf3

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大好きなあいたい人シリーズ
絲山秋子さん。小説「袋小路の男」が大好きです。12年の片想い。わたしもしたことがあり、泣きました。愛のきっかけになりました。わたし、絲山先生と似てるらしい。

さん  さん


  

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「仲間からしたら異端だからね。でも、もしかしたら突然変異は僕だけじゃないかもしれないとも思うよ。どこかに同じような精神を持ってる個体がいるかもって。ミズクラゲは世界中のあらゆる海にいるから」

絲山秋子『ネクトンについて考えても意味がない』
『小松とうさちゃん』(河出書房新社)所収

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ヤクルト発行の情報誌「ヘルシスト」絲山秋子さんのエッセイ「伸ばすこと踊ること」に挿絵を描きました。お散歩する絲山さんと牛さんと茶色さん🐶医療機関など向けの雑誌です。

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「ぼくはもう一度彼女に会いたいのだろうか。」絲山秋子「離陸」より。
個展のタイトルは、「離陸」から引用させていただきました。展示は明日6/17(日)迄です。明日は私も在廊予定です。どうぞよろしくお願いいたします☆

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「写真のなかのかれらは、ほんとうの親子のようだった。実際、それ以上のものだったのかもしれない。」絲山秋子「離陸」より。

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「『犬の七福神って一体なんなんだ』すると犬は答えた。『花は忘れた頃に咲く』答えにもなっていないが、彼女は確かにそう言った。」絲山秋子「末裔」より。

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