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「霜始降 (しもはじめてふる)」
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冷たい空気が
コーンスープを甘くする
白い湯気が
おつかれさま、と言った
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霜降 初候
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言葉/西村 ゆり
絵/児玉 彩
「水始涸 (みずはじめてかるる)」
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街路樹の丸い実が
真っ赤な夕焼け色に
染まっていた
どこかうれしそうに
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秋分 末候
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言葉/西村 ゆり
絵/児玉 彩
「綿柎開 (わたのはなしべひらく)」.
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ぶどう 桃 すいか なし
夏になるとくだものを食べるのが
朝の日課になった
どんなに手をかけたデザートも
季節のくだものにはかなわないと気づく
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処暑 初候
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言葉/西村 ゆり
絵/児玉 彩