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『トリとハリネズミ』を鑑賞。トゲのせいで友達がいないハリネズミと高所恐怖症の鳥。トゲが目立たないように色々な生き物に擬態するハリネズミが、何とも健気で可愛らしい。ペーパークラフトで作られたストップモーションアニメで、素朴さと温かみが感じられる。いつまでも仲良しでいてほしい。
『ナターシャ』を鑑賞。別れた妻ナターシャへの想いを引き摺っている、ロシア熊のニコライ。ポップな絵柄とは裏腹に、描かれているのは移民や不法滞在者の悲しみ。ニコライのナターシャへの想いの強さは分かったものの、彼女を「最も美しい尻軽女」と揶揄することに思わず笑ってしまった。
『モード家の一夜』を鑑賞。「六つの教訓話」シリーズの3作目。ロメール監督の作品はカラーの方が好みだけれど、本作においてはモノクロで大正解!黒と白のコントラストが絶妙。やっぱり見どころはラストで、落ち的には予想通りではあるものの、状況を分析する"私"の心の声、"私"がかける言葉が良い。
『カブールのツバメ』を鑑賞。MyFFFカンヌ特別版の長編映画。1998年夏、タリバンに占領されたカブール。公共の場で笑うことも許されず、暴力による圧力と見せしめの公開処刑があまりに痛々しい。監視員の男性と妻の状況から終盤の展開は予想がつくものの、それでも緊迫感と胸に迫るものは変わらない。
『漁港の肉子ちゃん』を鑑賞。始めこそ、肉子ちゃんのキャラクターとくどい描写に辟易としたけれど、観ているうちにだんだんと慣れてきた。もしこれが、キクコが肉子ちゃんを恥ずかしいと思う気持ちとリンクしているのであれば、完全に術中に嵌まった感じ。過去も今も、肉子ちゃんが本当に優しい。
『風櫃の少年』を鑑賞。風櫃に暮らす不良少年4人。彼らのうち3人が高雄に行き、新天地での生活が描かれる。アーチンは隣のシャオシンに恋心を抱き始め、父親の死で一時的に帰郷。出会いと別れ、生と死が大人への入り口のようで、仲間がまたひとり離れてしまうことが物悲しく、海辺での戯れが懐かしい。
無性に『凪のお暇』が読みたくなったので、Kindleと宅配コミックで8巻まで一気読み。ほのぼのなゴンさんも良いけど、やっぱり凪にだけ不器用な慎二が好きかなぁ。豆苗と土鍋プリンが食べたい!
『パリのランデブー』を観賞。全3話が収録されたオムニバス映画。1話目「7時のランデブー」がとにかく可愛くて大好き!あれほど心配して泣いていたのに、いざその現場を見た時のエステルの潔さが格好良い。全話を通して、人を蔑ろにしていると自身も蔑ろにされる、という教訓が薄っすら感じられる。
『音楽(2019年)』を観賞。独特なタッチの絵柄と、全編に流れる緩い空気。が、根底にはしっかりと音楽に対する熱があり、ずっと彼らを見ていたいくらい癖になる。何よりも、研二たちのバンド・古武術が作る音楽が無性に心地好く、大袈裟に言うなら音楽の原点を垣間見た気がした。終盤のライブが圧巻!