chiyoさんのプロフィール画像

chiyoさんのイラストまとめ


映画と本と日々のあれこれ。

フォロー数:82 フォロワー数:116

『SHARING』を観賞。東日本大震災から3年後。震災の予知夢を見た人々を調査する、社会心理学教授の瑛子。夢と現と幻を行き来するような展開で、今見ているシーンがどれに中るのかが分からなくなってくる。が、その心許なさが不思議と嫌いではなく、迷路のように描かれる大学構内と走る瑛子が印象的。

0 2

『父を探して』を観賞。セリフやナレーションは一切なく、映像と音楽だけで万華鏡のような世界が展開される。が、少年の前に現れる社会は、一部の人間を否応なしに呑み込むもの。それでも、父親が残したフレーズ等から音楽の強さを感じさせ、父親を探す旅を描くと同時に少年の人生を描いている巧みさ。

1 3

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観賞。TVシリーズは未見だけれど、初見の人にも優しい作り。そして、冒頭の母親から娘への手紙の下りで、既に泣きそうになった。それくらい、手紙という文化は心を揺さぶる。少年ユリスとの交流等、泣き要素がふんだんに盛り込まれ、案の定ウルウルと。

1 3

『停車』を観賞。とある休日、二重駐車が巻き起こす悲喜交々。チャン・チェン演じる主人公が、ちょっと鈍くさいものの根が優しくて憎めない。そして、床屋のトイレでの魚との出会い、後に登場する魚スープに爆笑。本国での興行成績は振るわなかったらしいけれど、いやいや充分に面白い!楽しかった!

1 1

『市街(1931年)』を観賞。ギャングの父を持つ娘ナンと、射的屋で働く青年キッド。親の職業とは裏腹に真っ当な関係を築いているのかと思いきや、ナンが父の悪事に協力していることに軽くビックリ。金網越しに互いを想う、ナンとキッドが印象的。ナンの父とボスは人として最低すぎて、ただただ呆れる。

0 1

『バッタ君町に行く』を観賞。冒頭で人間のマナー違反が多く見受けられ、昆虫たちに申し訳ない気持ちでいっぱい。が、自然や共存がテーマになるのかと思いきや、擬人化された昆虫の恋愛や足の引っ張り合いと、やってることは人間世界と変わらない。それでも、笑いありミュージカルありで充分楽しめる。

0 1

『千と千尋の神隠し』を再見。序盤の千尋は、不貞腐れた感じで全く冴えない。が、10歳の少女には過酷と思える油屋での生活で、どんどん逞しくなり表情もガラリと変わってくる。そんな千尋の成長と同時に、川の主からは人類による環境破壊を、カオナシからは人間の欲を見せてくる巧さ。坊が可愛かった!

1 2

須賀しのぶ『荒城に白百合ありて』を読了。会津藩の武家の娘・鏡子と、薩摩藩の青年・伊織。行き着く先が見えているとはいえ、個々の視点から綴られる幕末の世が興味深い。が、「こうあるべき」とされる事柄が多すぎて、生き辛い時代だったと思う。ラストの伊織の微笑が、切なくて可笑しくて愛おしい。

0 1

『間諜(1937年)』を観賞。82分という短さにも関わらず、ドイツにイギリスにフランスと様々な国が入り乱れる。が、何よりも、当時24歳のヴィヴィアン・リーが恐ろしく綺麗で、同性から見ても惚れ惚れする。そして、パリから仕入れたドレスに暗号が仕込まれている、女性らしさが全面に出た手法が嬉しい。

0 1

『凡ては夜に始まる』を観賞。バスタオル1枚で逃げ回ったり、酔っ払って大声で歌ったり、ケイティ演じるシャーリー・マクレーンがとにかく可愛い!彼女が醸し出す天然っぷりは、全くもって文句なし。が、結婚できれば誰でも良かったように見えたのが残念。もう少し、惹かれていく描写がほしかった。

0 2