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那須正幹『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』。
#殺人事件の起きないミステリー
自分史製作を思いたった三人が、これまでの人生を振りかえる中で互いの記憶の齟齬や欠如に思い至る。野間児童文芸賞の、曖昧で不確かな記憶をテーマにしたジュブナイル・ミステリー史に残る傑作中編。
なんと!有吉佐和子『紀ノ川』(フランス版のタイトルは『Les Dames de Kimoto(紀本の女たち)』)が、バンドデシネになっとるではないかよ!!!
『ウーマン』。流石に100年前のステレオタイプな女性像≒ヴァンプ的なエピソードが連なる物語を女性史と呼ぶのは語弊がある。ただ、中でも「海の女神セイレーンと漁師」「南北戦争時の南部の少女と北軍兵」は特に、ほぼ字幕なし、映像のみで展開と感情をかなり巧みに描いていて素晴らしかったです。
”行こかメリケン 帰ろか日本 ここが思案のハワイ国”
日系移民一世の過酷な経験を伝える民謡「ホレホレ節」などを引用しながら、決して美談には回収されない移民史を紹介する『ズッコケ三人組ハワイに行く』(1997)。
日本への複雑な思いを抱える移民1世達の、オーラルヒストリーともいえる一冊です。
『緊急入院!ズッコケ病院大事件』(2000)の前半は、イベント参加で地方(稲穂県)入りする予定の政界の有力者を暗殺するため、事前に稲穂県入りしたスナイパーが、地場のヤクザが用意した郊外のプレハブ小屋で、着々とその準備をする様子がリアルに描かれます。
実質、児童文学版『ジャッカルの日』。
プリコラージュな表現が図らずともアウトサイダーアートに連なる「私の高校生活」の凄さ。 https://t.co/YSf06ABssZ
「勉強のできるひともできない人も、力の強いひとも弱いひとも、みんなの気持ちがよくわかるひとがいい」
「みんなの意見を、じっくりきいて、それにしたがってくれなきゃあ。それも、とくに弱い立場のひとの意見をね」
花山第二小学校の児童会長選挙を通して、民主主義とは何かを問うシリーズ11作目