《黒猫のオーディション》の風景（1961年ハリウッド）。ここで選ばれた猫はエドガー・アラン・ポーの小説の映像化「黒猫の怨霊」に出演。愛猫がハリウッド映画に出るチャンスとあって沢山の応募があったようです。60'sファッションでキメてる飼い主とそんな事はお構いなしの猫たちが微笑ましい
《Anne ten Donkelaar》オランダのアーティスト。片羽根を失った蝶の翼を縫い糸や紙片などを使って修復したり、自然の中で死んだ蝶の羽根を収集しパッチワークして新たな息吹を吹き込む「壊れた蝶（broken butterflies）」シリーズ。
長沢節展＠弥生美術館 細く長い手足、尖った肘、伸びやかな躯体の皮膚の下に複雑な関節があることを強く意識させられる生身の肉体が持つ美。本質を見抜く力による描線のスピード感。対象の中に己が感じる美点を捉える理想化とデフォルメはどこまでも自由で人の心を捉える力が漲っている。～6/25
《ミュシャ展》他民族からの侵略に苦しんできたスラヴ民族の壮大な歴史を通観した渾身の連作群に没入。自由を願う同胞たちの想い、悲哀に満ちた内面、自分にしか書けないもの自分が納得出来るものを描き上げた強い意志が隅々にまで行き渡る。身体と視線による引き⇔寄りの能動的遠近鑑賞のダイナミズム
《Charles Matton》フランスのアーティスト。「不穏と静寂」の空気を醸し出す精巧なミニチュア。奥まで続く薄暗い廊下、鏡張りのホテルのレセプションルームなど微かに残る人が居た気配、そこに到るまでの時間がその場に沈黙したまま凝縮されている。
ハンブルクのプロダクトブランド《DONKEY PRODUCTS》によるティーバッグ。芸術家、ムービースター、ファッションデザイナー、歴史を彩った女性（女帝）などウィットに富んだアイテム。ヘップバーンが紅茶の風呂にゆったりと浸かるその姿を見ていると茶葉が開く時間も惜しくない。
やめろっ！写真を撮るな！警察に通報するな！うぐっ、羽交い締めにするな。わたしが鼻歌まじりにステップを(軽やかに)踏んでいたのは、今しがたコレを見てきたからだ。貴方も見ればわかる！『ラ・ラ・ランド』
《El Lissitzky Playing Cards》デザイナー、建築家、写真家など様々な分野で活躍したエル・リシツキーによる幾何形態をモチーフとしたトランプ（制作年不詳）。美しいにつきる。物欲をそそる逸品。再販渇求！
「Про два квадрата／二つの正方形の物語」（1922） https://t.co/SpWA72j3ZR… ロシア構成主義の先駆者リシツキーの名を世に知らしめる事となった一冊。２つの四角と繊細に構成されたタイポの絶妙な組み合せ。
《Stephen Magsig》ミシガン在住の画家。夜景やイルミネーションを幻想的に見せる玉ぼけ（点光源を暈す事で丸く暈やける）という写真撮影法を油絵で表現したCitylightsシリーズ。夜更けの閑散とした時間にふと現れる都市の孤独。寂寥に駆られメランコリックな気分になる。