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ひとしきり笑った後、彼は優しく向かい合った。
時間が溶けだしたかのようにゆっくりに感じる。
甘い秋の香りが漂い、優しく鼻腔に触れてくる。
それはほんの少しの汗と金木犀の香り……
#らいおっさんジム
今度は網野さんが催促をした。
子供のようにはしゃぎながら
何度も何度もタッチをした。
無邪気に笑う姿もまた、彼の魅力的なのだ。
#らいおっさんジム
『網野さんのこと、もっと教えて欲しいんです!
無理に話してとは言わないけど…』
「そうだね、パンちゃんになら…
少しずつだけど…これからはきちんと話すよ」
『はいっ!』
よし…もう一押し!
#らいおっさんジム
素直に気持ちを伝えることにした。
『さっき、自分は網野さんのことをまだまだ知らないなと感じてました』
「そっか、ごめん…。なんというか、タイミングを逃しちゃって…」
…もっと彼に近づきたい…
ここで終わっちゃダメだ。
自分から行かなきゃ…!
#らいおっさんジム
葉さんと別れ、二人で夜道を歩く。
『今日は素敵なカフェに誘ってくれてありがとう』
「元気になってよかった」
…あ。
今、普通に話している…
確かに彼との距離も近い気がする…
……。
#らいおっさんジム
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰る時間だ…。
会計中、春迦さんが話しかける。
「あいつは変わったよ、あんたの影響だろうな」
変えてもらったのは自分のほうで…
「あんたは無意識だろうが、人を変える"何か"を持ってんだろうな」
人を変える"何か"…?
それって一体……
#らいおっさんジム