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@89hCzIKiS5m1uRI 「えっと、どちらさ――あ、そういえばウラジオストクで……確か、お話しするのは初めてですね。
トオル・カガミです。わざわざお見舞いに来て下さって、ありがとうございます」
@makamikouya 「いけないよ……わたしはもう、"ユーラリィナ・ルーズランス"なんだもの。
ただの"リィナ"は……失くしちゃったの」
そう言って、空のポケットに手を触れた――
@makamikouya 「ッ?!な……なん、で」
その少女のような存在の瞳は、他人の心を映すとでもいうのだろうか?まるで、鏡のように――
「……話せ、ないよ。いっぱい家族に心配をかけたのに。
本当なら、伝えちゃいけなかったんだよ。あの人とは、住む世界が、違うのに……」
@DDS97614480 「?!」
まるで見ていたかのように言い当てられて、ぎょっとする。驚いた……この人は何か異能でも持ているのだろうか?
でも……
「……何が、馬鹿なんです?
その子は民間人なんです。たまたま事情があって保護してたけど、本来は戦場なんかに居るべき子じゃないんですよ。だから――」
@ohFQBpqxRrCgOGD 「――ッ!」
その言葉に、身体が震えた。
「心配してくれて、ありがとう。でも……
僕は、大丈夫だよ。だって、リィナは家に帰っただけなんだよ?記憶だって、ちゃんと戻ったんだ。
そういう意味では、リズさんの方こそごめんね?お別れを言う暇もなくて――」