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IDGさんのイラストまとめ


Twitter始めて5年。十割趣味、九割30MM(浸かり具合:多分首まで)です。
オリキャラメインのストーリー擬きが多いです。
バナー画像、プロフ絵は主人公機
(バナー画像神編集:GOLIIIII‼︎ 氏、プロフ画神絵師:龍 氏)

入賞
公式戦第11回海エリアで30ML賞/第3回EXミッションでロイロイ祭り賞

フォロー数:59 フォロワー数:787

「――ッ!」
その言葉に、反射的に顔に触れる。
同じ顔――そうなのだろうか。
かつて、魔女殿はイヴェリアを"一方的に"突き放した――『彼女の安全』の為に。
エーメという女性はイヴェリアの記憶を"勝手に"奪った。彼女を戦わせないために――『彼女の安全』の為に。
自分は……何を、しようとしている?

0 11

「あ、リズさん。いらっしゃい。
千里さんと一緒に駆けつけてくれたって……ありがとう」

0 8

「……うん。ありがとう、無羽さん」

0 5

「マサトミさんッ?!わざわざありがとうございます。
……気難しい顔、してました?傷がまだ痛むから、しかめっ面になってただけじゃないですかね?」
そう言って、苦笑する……多分、この人には見抜かれてしまうと思いながら

0 10

「話す、時間なら……"これから"、いくらでも取れるとも」
自分を見つめる金色の瞳から目を逸らす。
「帰す……当然だ。あの子は、バイロン人だ。故郷に戻ることの、何が悪いというのかね?それが、"あの子の安全"のために、一番――」

0 10

「どうしたい、って……そんなの決まって――ッ!
……無意味な、仮定ですよ。納得も何もない。あの子は、帰ったんですから。
……すいません。ちょっと調子が悪いので、帰って、いただけますか?」

そう呟きながら、目を逸らす。目の前の少女の瞳と……自分が吐き出しかけた答えから

0 8

「あ、あぁ……」
妹と大して年齢の違わない少女の、妙な迫力に気圧されながら、机に置かれた軽食に目を落として――だが、手が出なかった。
「喪った筈のものが、帰ってきたんだ。嬉しいはず、なのに……なぜ、手を伸ばせないのか。向き合えないのか。
私は……」

0 13

「(涙を拭って)掴み取って、どうするんですか?
あの子はバイロンの……それも民間人ですよ?本来なら故郷で安全に暮らせる立場です。それを異国の、軍艦に連れ去れと?
しかも"リィナの大切な人"を傷つけて?
そんな資格が、誰にあるって言うんです」

0 8

割り当てられた部屋で、紙に出力したあの子の戸籍回復のための書類をじっと見つめる。
あの子は生きていた。失っていたという記憶も取り戻した。後はバイロンへ帰れば、それですべてが元通り。
それが、あの子の"安全"のために――
「あの子の安全のために一番……
なのに、何故……私は」
(続)

0 16

リィナが、目を覚ました。
あの子はトライ・ヘッドに拾われてから今まで、記憶を失っていたのだという。
急速な記憶の回復に際し、情報の整理と負担の軽減のために意識を閉じていたのが丸一日に及ぶ眠りの原因ではないか――
事情を聴いたロシリア殿の、それが結論だった。
(続)

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