杉浦印字さんのイラストまとめ

ステランコ三部作の項、キャプテン・アメリカの現代での主役シリーズをTales of Suspense 63号以来としていますが、63~71号までは彼の第二次大戦中の活躍を描いており「現代」編は72号以降でした。このToS誌の99号を期にCaptain America誌をのれん分けし100号から再創刊した10号目がこの項になります。

リンガーの項で『Spectacular Spider-Man』58号とあるのは厳密には『Peter Parker, the Spectacular Spider-Man』58号になります。このPP,TSSM誌が134号でSSM誌に改名するのでいいっちゃいいんでしょう。また同項細かい誤植ですがコーチウィップの本名は「ベアトクス」ではなく「ベアトリクス」です。

マーベルボーイの項、先代２人目のミドルネームは「オスクナー」ではなく「オクスナー Oksner」ですね。ちなみに彼に力を与えたハーキュリーズの遺体ですが、いわゆるマーベルのハーキュリーズだとすると「なぜ遺体？」という当然の疑問や古代エジプト出身（なぜ）なことから別人疑惑もあるそうです。

実質的にファンタスティック・フォーではあったんですけど、このX-Men Vol.3 17号当時ジョニー・ストームを失ったF4は解散状態にあり、リードはシンクタンク フューチャー・ファウンデーションを創立。旧F4メンバーがその一員になった状態でした（『FF』誌）。まあF4の方が通りは良いのはわかる。

同項、「茶色いコスチュームを復活させた」とあるのは「コスチュームに茶色い色合いを復活させた」ととるべきでしょう。ファクトファイルでは右上の服ですが、これ①は「復活」ではなく新衣装です。形状は初期の黄色スーツ②をほぼ踏襲しつつ、ファング時代③の茶色を「復活」させたということですね。

#マーベル・ファクト・ファイル 137号、ヘイムダルの項で「エジプト神のセト」とあるのはSethで、従来ファクトファイルではセスじゃなかったっけ？これと別にエルダー・ゴッドのサーペントであるSet、セトが存在するわけだし。このページにはさらにサーペントことカルという神までいて本当ややこしい。

#見た人もなにか無言で眼鏡っ子をあげる

ジョー・シノットの項、誤解しやすいだけですが『Doom Under the Deep』というのはエピソード名で、収録号はBattle 69号です。Untold Tales of Spider-Man Annual №1という表記も、年刊誌で誌名自体が~Annual 1996 (№1)とされる、または~Annual №1996と書かれるようですね（通巻1号目なのは事実）。

サンダーストライクの初登場号にはMighty Thor 391号とあり確かに表紙はそうなんですが、これは修飾的な物で奥付によると正式タイトルThorとされます。こんな細かい事言うのも後に正式にThe Mighty Thorという新シリーズが始まるため、両者は区別が必要なのです。まぎらわしいことするなとは言いたい。

ちなみにクリムゾン・ダイナモ①は映画に先がけるTVアニメ『アイアンマン ザ・アドベンチャーズ』版②では（原作と設定が大きく違うせいか）中の人がアントン・ヴァンコから「イワン・ヴァンコ」③に変更されていて、たぶん映画はこの２人のヴァンコを名前だけ輸入したのかな。ところが……（続）