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忍者の資料は多くありません。なにせその行動を㊙とするのが常だったわけですから。そして見つけたものを読むとことごとく悲しい。〈全員が忍び込むと同時に捕らえられ斬首された〉等。私が書く忍者ものもその影響か、ラストは悲しく終わります。夢のごとく立ち現われ、灰のごとく消ゆる者たち。
新作『ミステリーは非日常とともに!』が大好評の未須本有生さんのこの作品が超面白かったので再読。「努力は才能に勝ることはなくとも、近づくことはできるはずだ」等しみる箇所も。特にイラストレーター志願の方は必読でしょう。それにしてもどこまでがフィクションでどこが事実なのか気になる。🤔
トレヴェニアンという作家は戦闘の手技や殺害法に凝る人で、雑誌を固く丸めたやつで相手の目を突く、とか砂漠に置き去りにして餓死させるなどの、一度聞いたら忘れられないアイディアを作り出している。後者は日本ではまず無理ですね。
『滅びの掟』でいただいたみなさんからのリクエストで、「シリーズ化を」の次に多かったのが「五郎兵衛の若き日の活躍が読みたい」でした。一キャラクターにそんなふうにいっていただけるとはありがたいことです。
「ふむ、俺が一番人気とはな。十佐もさぞくやしがっていることだろうて」五郎兵衛
#忍者の日 ということだそうでまたしても便乗させていただきます。『滅びの掟 密室忍法帖』
こういう設定にした理由のひとつとして、現代が舞台では到底使えないようなトリックがたまっていて、それらを一挙に使うことができました。めでたしめでたし。
次に向けてまたたまりつつあります。😁
先日立ち寄った新宿の紀伊国屋書店では相変わらず時代小説コーナーに置かれていた『滅びの掟』。出版社営業さんによれば『時代』と『ミステリー』の両方には置けないので選ばされたとのこと。ただ、もしかしたらそのお陰で、回転の速い棚の世界でいまもひっそり生きているのかもしれません。😊