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28歳の女性。全身の皮疹と発熱のため搬入された。
4日前から頭痛と咽頭痛とがあり、感冒薬を内服していた。3日前から発熱が持続し、眼球結膜の充血、口腔内びらん、顔面、体幹および四肢に皮疹が出現した。
顔面の写真(A)と大腿部の写真(B)とを別に示す。
【1問目について】
小児の中耳炎では、重症例では鼓膜切開を行い、排膿を行うことが推奨されています。
では何が重症なのか?というと以下のスコアシートによる重症度分類が用いられます。
・年齢
・機嫌
・臨床症状
・鼓膜の所見
が含まれていますが、白血球数やCRPは含まれないことに注意です。
1か月の乳児。頻回の嘔吐と体重減少とを主訴に母親に連れられて来院した。在胎38週、2,750gにて出生。
1週前から、哺乳のたびに噴水様の嘔吐を認めるようになり、体重も減少してきたため受診した。皮膚のツルゴールが低下している。
腹部単純レントゲン写真と腹部超音波検査の結果を別に示す。
Kent束の存在部位が右房-右室の場合には、右室が早期に興奮するために、興奮の伝わり方は、右室が先で左室が後となり、心電図波形は左脚ブロック型を示します。(1枚目)
これに対して、左房-左室間に存在する場合、左室が早期に興奮するため、心電図波形は右脚ブロック型を示すことになります。(2枚目)
これにより、脳底動脈の栄養領域である中脳・橋の脳神経(主に動眼神経や外転神経)の障害を起こします。
延髄の脳神経は解剖的な位置と栄養血管の関係上やられにくいです。
ぶどう膜炎では、ぶどう膜(脈絡膜・毛様体・虹彩)は網膜及び硝子体と接していることに注意しましょう。
後部ぶどう膜炎では網膜に炎症が波及して視力低下や失明の原因になります。
硝子体に炎症が波及することはかなり多く(78%ほど)、硝子体の混濁の原因になります。
内頚動脈-後交通動脈分岐部(IC-PC)動脈瘤や内頚動脈-前脈絡叢動脈分岐部動脈瘤など、内頸動脈に生じた瘤では、その位置関係上、動眼神経麻痺による外眼筋麻痺および眼瞼下垂をきたしやすいです。
国家試験の過去問にも出題があるので、覚えておきましょう。
筋肉や神経の状態に問題がなくても、一重や奥二重の人は、はっきりした二重の人に比べるとまぶたが開きにくい構造になっています。
そのため、一重の人の方が二重の人よりも眼瞼下垂を生じやすいです。
(二重ではまぶたの上の皮膚が折り込まれている)
線維筋痛症の診断は、
(1)広範囲の痛みが3ヵ月以上続いていること
(2)図に示した18ヵ所(圧痛点といいます)を指で押して、11ヵ所以上で痛むこと、が条件となります。
ただし(2)については11ヵ所以上なくても、医師の判断で線維筋痛症と診断されることもあります。