寒いので熱燗。画像は今日じゃないけど某所で二合。店長目利きのお猪口と徳利で。ラメの様にキラキラ光る猪口に酒を注ぐとまた色合いが変わって乙。ただお高い器というのはオレにでもわかるくらいなので、割ったらシャレにならんとビクビク呑んでた。次は普通の器にしてもらおう。
お稲荷JKたまもちゃん 1巻 稲荷神社の神使の鍵狐が人間に化けて学校にやって来た！という大変にケモい4コマ。変身モノの常として周りにバレたら即罰というのは踏襲してるけれど、大人じゃない人間にはバレバレ。なのに、さもバレてないですよと周りが気遣うのが面白さのフックとなっております。
崖際のワルツ 短編集。三編あるけど、高校演劇が主題の表題作が抜きん出てる。漫画において劇中劇が面白いことは稀で、その上で本編も面白いことは更に稀。鬼門の一つなんだけど表題作は見事に両立してるというか、両立しないと成り立たない話に仕立てた巧みな構成力。漫画ならではの面白さがある。
凪のお暇 第1巻 空気を読むことに必死になって呼吸の仕方を忘れて溺れたアラサー女子のドロップアウト生活漫画。この作者は抜けた女性の描写が達者なんだけど、節約プチ情報を詰め込ることに必死になっちゃってうことがままあるんだけど、今回はそこらへんを抑えてちゃんとお話が出来てます。
機動戦士クロスボーンガンダムDUST 3巻 コロニー戦国時代の話をしてたかと思いきや、いきなり宇宙世紀三国鼎立の話をし出したでござる……。ガンプラは自由だとはいうけれど、宇宙世紀ガンダムもこんなに自由にしていいんだっけな展開で面食らうし、何より面白い。素晴らしい。
ストロベリーゴーラウンド ミッション系女子校に通うくーやん、ぜらちん、戦艦の恋も進路も学校生活もというマンガ。笑う大天使を想起する設定だけど、あれより開けっぴろげな当世女子高生絵巻。3人の奇怪なあだ名の秘密は作中で。あとこんなの久々ってくらいに書き文字が汚い。日ペン勧めたくなる。
おさらばめる子 使いづらい綴じ方で定評のあるコミックXEROSの巻末ショートマンガも3冊目で終了。内容の出来不出来の振れ幅が大きかったけど、そこがこのマンガの長所。にしてもなんで終わりなんだろと思ってたら、作者さんの名前をウルトラジャンプの次号予告で見てしまった。しゃーないわな。
笑うあげは 1巻 この表紙で麻雀漫画ってのはよほど注意深くないとわかんない。打ち筋どうこうという本格派ではなく、全盲の雀士あげはさんと彼女を取り巻く男たちの四方山話。全盲の人の表情が笑ってるように見える理由や、その視界が実際はどうなってるのか、言われれば気になる話も多く興味深い。
ローカル女子の遠吠え 3巻 静岡をディスり気味ながら讃えてきた4コママンガも巻を重ねて3冊目。レギュラーの設定と準レギュラーが固まってきてちょっと停滞し出す頃が連載4コママンガの最盛期です。お茶と権現様と富士山だけではそろそろ厳しいぞ。あともうさわやかには許可とって実名使おうぜ。
3x3EYES 幻獣の森の遭難者 外伝的な話かと思いきや、表紙の人が参戦したことで一気に本編みたいな感じに。4冊で一旦の決着を迎えるのも収まりがよく、刊行に間があってもすぐ読み返すことができるのは良。若い人にも勧めたい一冊だけど、本編読んでないとさっぱりな単語が多いのがなあ……。
