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#虚無の叫びSS_B
やがて2人の声が重なり、姿が変わる。
相対していた男の姿は、以前よりも禍々しいものへと変貌していた。
それを見たアシュレイとシルクも、間髪入れずに同じ言葉を発した。
『──ヴォイドアップ』 https://t.co/nD4sPRlwKB
#虚無の叫びSS_B
トーマスとルーカスが言葉を交わし、互いの緊張が高まるのに合わせ、アシュレイとシルクも互いの目線を向け合い、頷く。
──そういえば、こうして2人で並んで立つのも随分久しぶりだな、等と些か場違いな事を考える。 https://t.co/0MCiPx0xxV
#虚無の叫びSS_B
──廃テレビ局、エントランス
バルクキャリーから降りたBグループの面々がエントランスを進むと、彼らを出迎えるようにハヌル派の面々が待ち構えていた。
「それなりに“捌いた”気がしてたんだがな……」
まだこんなに居やがったのかと仮面の下でクリフォードが毒突く。 https://t.co/GvlFUEsUE9
#虚無の叫びSS_B
──それでも。
自身の拳を骨が砕けんばかりに握りしめながら、アシュレイは唸るように呟く。
「──次があるなら、必ず……」
その先の言葉は、誰に届くこともなく消えた。
Chapter.8 END https://t.co/zYj61ZCzv3
#虚無の叫びSS_B
「──ッ!?」
声と同時、無意識に後ろへと飛び退くと、間一髪で先程まで立っていた場所に瓦礫が降り注ぎ、フロントランナーが埋もれていく。
「何が起きてるんだ……!?」
#虚無の叫びSS_B
先程まで対峙していたフロントランナーが沈黙したのを確認すると、アシュレイはもう一体へと向き直る。
こちらを推し量るように慎重に動くそれを捉える為にアシュレイが構えを取ると、それを遮るように声が届く。
「大尉、アシュレイさん!離れて!」 https://t.co/Qwi5i7cPI6
#虚無の叫びSS_B
アシュレイが力任せに憂さ晴らしをしている最中、“討ち漏らし”を的確に処理する者達が居た。
「……なぁ、あれさ」
「……はい」
「よっぽど鬱憤溜まってたんだろうなぁ……」
「……でしょうね」
フォローするとは言ったものの、流石にちょっと引き気味なのであった。
#虚無の叫びSS_B
立ち止まった獣を取り囲むように、キリングス達が集まってきている。
そのうちの一体が振り下ろしてきた刃を、硬質の爪で受け止め、アシュレイが呟く。
「……色々あって、ムシャクシャしてるんだ」
そのまま腕に力を込めて無造作に振り払うと、刃ごとキリングスは投げ飛ばされる。
#虚無の叫びSS_B
「──アップ……!」
言葉と共にその姿が変わる。
ブースターを使用した事でそのカタチを変えたアシュレイのヴォイドタッチ。
──だが、変化は更に続く。
#虚無の叫びSS_B
深く息を吸い、吐く。
ゆっくりと立ち上がり、外へと出る。
既に戦闘は始まっている。
レッドプレート隊、キリングスの集団へと目を向けて、瞼を閉じ、その言葉を力強く口にする。
「ヴォイド──」 https://t.co/HEz06vC5dc