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猫好きの猫の絵は愛が籠っている、と私は個人的に思います。スコットランドの画家エリザベス・ブラックアダー(2021没)もそんな愛ある猫絵を描く方。エディンバラ芸術大学で教鞭を執っていた彼女の猫絵は大変愛らしく切手にもなりました。日本を何度も訪れ禅を学んだりと、親日家でもあったとか。
どんな美しさも時間と共に失われてゆく。この絵はそんな諸行無常を象徴しています。
「やれ」と指さすのは恐らく時間の神クロノス。
「ラジャー!」と女性に手を伸ばす老婆は「老い」の化身です。
老婆は時間の命令によって、残酷にもこの女性の美を奪い取ろうとしている訳です→続く
この画像はMonsiau, Nicolas-André(仏)の「Le Lion de Florence」(1801)。作者は古典的な画題を中心に描く人でした。
そして下も彼の作品。アレクサンドロス大王が貧乏哲学者ディオゲネスに会いにいった所、ディオゲネスに「日陰になるから退いて」と言われちゃった名場面を描いています。
妖精を描かせたら右に出るものなし。左にもいないというのがアイダ・レントゥール・アウトウェイト(豪・1960没)です。生涯で60冊以上の本を出版した彼女が得意としたのが妖精と小動物。優しいその絵柄が多くの子供達に愛されました。
教室の入口で佇む少年。中に入るのを躊躇するその気持ちは解ります。彼の服装は同級生に比べると大変みすぼらしいからです。杖を持っている事から見ると、山間部から都会の学校に初めて来た子ではないでしょうか。君には輝かしい未来が待っているよ、と背中を押してあげたくなるような絵です→続
ヴェニスの河を背中に立つすらりとした姿。黒と赤のファッション。そしてシルクの手袋には高価な宝石。この素晴らしくハイセンスな方はマドレーヌ・ボナール(モンゴメリー伯爵夫人)です。1939年頃のお姿ですが正に麗人という佇まい。しかし彼女の資料は余りに少なく、これ以上の事は解りません→続
ゲームやアニメに出てくるモンスターの定番ゴーレム。この怪物はユダヤ教に由来すると言われています。
ゴーレムはご存じの様に土人形。ラビ(宗教的指導者)が「emeth/真理」と書いた羊皮紙を人形の額に貼る事で動き出します。彼等は本来物言わず従順な存在ですが、時間経過と共に徐々に→続
はいはいミュシャでしょ。アンタもミュシャ好きね。と言われそうなこの一枚はミュシャにあらず。ウイリアム・ダッジ(米・1935没)の「グネヴィア」です。ダッジとミュシャは同時代の人。リトグラフでアールヌーヴォーと来れば、どうしても偉大なミュシャに似てしまうのかもしれません。
オードリヘプバーンの映画「マイフェアレディ」。この元ネタがバーナード・ショウの「ピグマリオン」だというのはそこそこ有名なお話です。ではその「ピグマリン」の元ネタはというと、この話「The King and the Beggar-maid」だと言われています。
昔々、暑い国にコフェトゥア王子が居りました→続
アラクネは凄腕の織物名人。その腕は神をも凌ぐと言われました。これでは立場が無いのが織物を司る女神アテナ。彼女は老婆に化け「調子のんなや」とアラクネに忠告します。しかしアラクネは忠告などどこ吹く風。その生意気な態度にアテナはブチ切れ、正体を現して言います「織物勝負じゃい!」→続く