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鍬形蕙斎画「鳥獣略画式」の一部です。蕙斎は江戸中期の浮世絵師で津山藩の御用絵師。北尾政美という名も使っていました。鳥獣略画式はシンプルな線で動物を描く手法を教える手本のイラスト集。どの動物も愛らしく描かれています。蕙斎と北斎は同時代の人ですが、蕙斎は北斎のことが嫌いだったようです
オーディブルで中国のSF小説「三体」を聞きました。アジア作品として初めてヒューゴー賞長篇部門を受賞したというだけあって、さすがの内容。感心すると同時に中国という国の人的資源の豊富さが怖くなりました。日本はこの先10年でかの国に圧倒されます。その時の事を今から考えないといけないかもです
左は葛飾北斎の娘、葛飾応為の「吉原格子先之図」です。応為は美人画においては北斎をも凌ぐと言われました。陰影の中に浮かぶ人々の描写は独特で、確かに北斎とは一線を画しています。残念ながら現代に残された作品数はごく僅かなのですが、アニメやドラマにもなっている隠れた人気者です。
リクエストが多かったので、先ツイート「Old and new Japan」の挿絵の残りを載せます。どれがOldでどれがNewなのかよくわからないという意見を頂きましたが、わたしもよく解らんです(;^ω^)。あるフォロワーさんの「印象派が描いた昔の日本」という鋭い意見にはハッとしました。
1901年、米国で出版された「Old and new Japan」に掲載されている挿絵です。内容は日本の新旧庶民生活話が中心。1901年の本ですから「NEW」の部分も既に充分古い話になっています。水彩画の日本の光景は心を落ち着かせる不思議な効果があります
英国でクリスマスと言えばパイ。18~19世紀における英国のクリスマスはヨークシャーパイ(右上)とミンスパイ(右下)が必須でした。ヨークシャーは肉のパイで、ハトやら七面鳥やらを詰め込んで鳥の形に整形したもの。本物の鳥を乗せることもあったとか。ミンスはドライフルーツが入っていました。
ジャック・ファビアン・ゴーティエ・ダゴティは18世紀のフランス人。画家であると同時に解剖学者でもあり、人体組織の正確な絵を多数残しています。当時これほどリアルな人体画は他にあまり見られず、リアル過ぎてちょっとキモいほど。「進撃の巨人」の超大型巨人を思い出しました。
★牛乳屋さんの引札
明治40年、千葉県安食町(現在の栄町)で発行された牛乳屋の引札(ちらし)です。牛乳搾取・牛豚肉と書いてあるところから食肉も扱っていたようです。右上の絵、お母さんが持った牛乳瓶に赤ちゃんが手を伸ばしていますね。こういう瓶で牛乳を配っていたのかもしれません。
1931年、Northern Trading Co. Ltd.により作成された中国全土の絵入り地図「象形中華民國人物輿地全圖」です。この地図は中高レベルの学校(米・英・中など?)で使用された教材であるらしいのですが、かなりのクオリティ。地域による産業、動物、民族、建物等が細かに解りやすく記載してあります。
ウィリアム・ブレイクは18~19世紀に生きた詩人であり画家。彼の詩と絵はあまりに幻想的かつ難解であり、生前狂人扱いされていました。しかし死後評価され、「ロマン主義」の始祖であるとの評価を得ています。
彼はこう言います。
「行きて愛せ、この地球上になに一つ助けるものがなくても」