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18世紀、ロンドンの娼婦たちを描いたイラスト集「Progress of a Woman of Pleasure」です。
この時代貧しく教育もない女性が行き着く先は、その多くが売春でした。事情を知る知識人は概して彼女たちに同情的であり、物語に登場する娼婦に悪役は少なかったようです。結婚で救われる女性も多かったとか
★島成園
島成園(写真右下)は明治生まれ。昭和45年まで生きた画家です。15才より絵を始め文展(今の日展)に次々と入賞。美人画を描き続けました。美形のため根も葉もない噂を立てられましたが、今では関西女流画家の第一人者として評価されています。なお、左の女性の顔は痣が書き込んであります。
フォロワーさんにお孫さんが生まれた方がいらっしゃいました。おめでとうございます。新しい命の誕生は本当にいいものですね。
今晩は「The babys opera」(1876英・米)の画像を上げて寝ます。童謡や子守唄の歌集ですが、挿絵が非常に凝っています。音符が読めない愚鈍な自分が口惜しいです😑
先々ツイートで小林清親に触れましたが、それ誰?という指摘があったのでご紹介。清親は大正4年まで生きた版画家です。河鍋暁斎らに日本画を、ワーグマンに西洋画を、下岡蓮杖に写真を習い、「光と影」を取り入れた独特の技法で数々の作品を生み出しました。最後の浮世絵師との異名も彼は持っています
★異世界の本
現代の奇書として一部の好事家に知られているのがこの本「Codex Seraphinianus 」です。これはイタリアの芸術家ルイジ・セラフィーニが1981年に出版したもの。全編独自の言語を使っており、著者以外全く解読不可能。挿絵も非常にシュールで不気味な世界観を醸し出しています。
昨夜ご紹介した1926年の本「世界女性の衣服の歴史」。日本以外の国の衣装も見てみたいとのリクエストがあったのでご紹介します。画像は右から時計回りに、中国、フランス、エジプト、インドと並んでいます。個人的にはインドがいいかなーと思うのですが、どうでしょう。
★お伽噺の巨人
巌谷小波(いわやさざなみ)は明治3年生まれの作家。当初は恋愛小説などを執筆していましたが、のち児童文学へ転身します。いわゆる「お伽噺」というジャンルを開発したのは実質的にこの人で、花咲か爺さんなど数々の民話をお伽噺にまとめました。画像は小波全集より抜粋です。
★大正の絵本
大正13年「幼女のつどい」の画像です。タイトルの如く幼女向けのようで、特にストーリーはなく散文的な内容となっていますが、絵はオールカラーで大変美麗です。価格は40銭。今の価値にすると千円くらいでしょうか。絵本としてはいい値段ですね。
★東京の煙草王
先日呟いたのは京都の煙草王・村井吉兵衛ですが、このライバルだったのが東京の煙草王・岩谷松平です。岩谷はブランド「天狗煙草」を看板に、明治30代村井と激しい宣伝合戦を繰り広げました。写真は明治30年頃の岩谷商会の銀座店。戦いは煙草が政府専売になる明治37年まで続いたのです
★児童文学の金字塔
日本の児童文学の父、鈴木三重吉主幹の「赤い鳥」の表紙です。これは大正7年から昭和11年にかけて発行された児童雑誌。有島武郎、小川未明、佐藤春夫、菊池寛、芥川龍之介など大変なメンバーが寄稿しています。龍之介の「杜子春」「蜘蛛の糸」は最初この本に掲載されたのです。