//=time() ?>
なんだか世の中が殺伐としているので、かわいい絵を貼って寝ます。画像は1952年のJell-oの広告です。赤や緑や黄色の、ぷるんぷるんとしたゼラチン菓子がありますよね。あれの元祖がJell-oです。1897年にニューヨークで生まれたこのお菓子は、今でもコストコやアマゾンで普通に買うことができます。
コルセットがだんだんきつくなっていったり、ヒップラインを強調するバッスルドレスが登場したりと、時代の移り変わりが手に取るように解ります。この本を作るのは大変だったのではないでしょうか、全部の画像をご紹介できないのが残念です。
★ピーターパン
1907年、ロンドンで出版された「ピーターパン」です。同作はイギリスのジェームス・マシュー・バリーの戯曲が原作。ここでのウェンディはピーターにガッツリとキスをかますなど積極的。有名な夜空の飛行シーンやフック船長との対決も描いています。ピーターの服、赤いですね。
★おちゃめな布袋様
見ているだけで幸せな気持ちにしてくれるこの絵は「皿回し布袋図 」です。19世紀臨済宗の僧、春叢紹珠の作品。本人は大真面目に描いているのでしょうが、自然とこうなってしまったのでしょう。狙っていない所がまたイイです。昨年のへそまがり日本美術でも人気の一品だったとか。
★おまけカードのニッポン
ドイツ発祥の食品会社、OXOが肉エキスのおまけに付けていたカードです。説明がフランス語なので恐らくフランスで制作されたものです。1905年の日本の紹介をしていますが、所々に怪しい部分が見られます。何故虚無僧が尺八の先に荷物を下げているのか、かなり謎です。
山姥といえば旅人を家に泊めて、夜中に砥石でシャッシャと出刃包丁を研いで、寝込みをガーッと襲うのがデフォルト。ですが美しく優しい山姥も居たりします。それはあの足柄山の金太郎のママ。金太郎のママは山姥という設定なのですが、歌麿が描いたその姿はみな若くて美人。そして慈愛に満ちています
★食べ物にこだわる画家
Joachim Beuckelaerは16世紀フランスの人。この人はちょっと変わっておりまして、食べ物を画題にすることが多い画家でありました。画像は市場や台所を描いたもので、彼は同様の作品を多く残しています。これにより当時の庶民が何を買い何を食べていたか知ることが出来ます。
ガーデニングで頭にまず浮かぶのは英国ですが、フランスも園芸は盛んです。写真は19世紀中期、フランスの園芸誌に掲載された植物のイラスト。園芸用の植物が美しく精緻なタッチで描かれています。これらの植物は長い年月をかけて園芸用に品種改良されたものがほとんどです。
★江戸時代の消防コスチューム
1800年代前半、函館消防を組織する際に大町消防方のために考えられた装備の素案です。作ったのは函館奉行支配定役の代島剛平。提灯、纏、装束など消防方の必須アイテムを綺麗なカラーで描いています。
小原古邨(1877~1945)は主に木版画をフィールドに活躍した画家。まず肉筆画家として世に出たのち木版画の世界に入りました。しかしこの人、海外で展覧会が開かれほど外人ファンがいるにも関わらず日本での知名度はイマイチ。最近ようやく再評価されたようです。絵から動物への愛情が滲み出ています。