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岡崎夢美教授の手伝いをしたらお礼をしてくれるというので――。
「これ『本物』の苺じゃないのっ!? 素敵♡」
ちゆりから教授はお疲れだと聞いたので一緒にケーキを食べた。
年相応の少女のようにはしゃぐ岡崎教授の姿は眼福の極みだ。
村紗水蜜船長は命蓮寺の敷地、低空に浮く聖輦船の下にいた。
「係留作業始めるよ~!! 皆、私についてきてね~☆」
キャプテンは大地に落とされた聖輦船の錨を片手で掴むと、屈強な門弟達を軽やかな足取りで誘導するのだった。
紅魔館の中庭でフランドール・スカーレットを待っていると――。
「お兄ちゃん、どう? 似合う……?」
チャイナドレスにちょっと似た装束を纏い、編み笠を被ったフランちゃんが現れた。
「『アオザイ』って言うんだって……///」
河城にとりは大きな機械を弄っていた。
「ひゅいっ!! 盟友、危ないからコッチ来ちゃダメだよ!!」
このデカブツは何だい?
「これは外界の――、何だろね~?」
タンクトップに短パン姿のにとりがしゃがんでいる姿が機械越しに見えた。
村紗水蜜は11月初日朝から怒っていた。
「昨晩、あんたが来るのをずっと待っていたのよ」
それって――。
「『ハロウィン』って死者のお祭りでしょ!!」
船幽霊は性的な悪戯を期待していた!?
「お菓子の方よ!! 寺でアホな事言うな!!」
秋穣子と収穫祭を祝った。
「はっぴぃ・はろうぃ~ん♡」
外界で流行っている文句をのたまい、お酒とこの時期限定の信仰が入って大胆になった穣子様がたわわに実った3つのカボチャを魅せてくれた。
紅美鈴は紅魔館の門前――ではなく詰所で寝ていた。
「Zzz……♡」
この眠れる龍は、悪い奴が紅魔館――というかしばしばこのように裸で寝ている美鈴自体にちょっかいをかけると自動的に迎撃するのだと、メイド長が忌々し気に言っていた。
射命丸文は天狗であることを隠して人里に取材に来て、そのままウチに一泊した。
パシャ☆
「『自撮り』って言うんですよ♡ 現像出来たらあげますね♪」
あられもない格好の文の写真をナニに使えってんだか……。
雨の中、村紗水蜜と買い物に出かけた。
「こんな日でも幻想郷中の餓鬼共が寺に押し寄せるからね~。買い出しに付き合ってくれてアリガトね♡」
命蓮寺の金曜名物カレー炊き出しが救世と船長へのお近づきの一助になれば良いのだが。