//=time() ?>
雑。近刊『スーパーナチュラル・ウォー』でも頻繁に言及されるラッキーアイテムの定番、四葉のクローバー。どうも採取する季節によって効能が変わるようなのです。マクラウド・バンクスによれば、五月半ばのそれは魔女除けに絶大な効果ありとのこと。他の言及例はただいま調査中であります。
さて聖週間。英国各地にさまざまな奇習が伝わっておりますが、保養地ブライトンではなぜか縄跳びがプロモートされていたとのこと。とりわけ聖金曜日(今年は4月10日)には路上に縄跳び隊が展開され、道行く人にジャンプを強制したそうです。おそらく魔術的なロープ製作が目的か。面白いのであります。
#コロナばっかりで気が滅入るから好きな美術品を共有しようぜ
されば当館自慢のパメラ・コールマン・スミスを2点。
コメモラティブRWSの箱絵にも使われた「殻騒ぎ」。
さらにエレン・テリー演じる「ポーシャ」。
#エイプリルフール
概念の擬人化の目的はいろいろありますが、姿形を与えることで拘束するのもそのひとつ。エイプリルフールも例外にあらず。純真素朴な乙女をだまそうとして失敗する/逆襲されるのであります。絵はハリエット・オルコット(1917)。
雑。「3月の29日、30日、31日は4月から借りたもの」という妙な伝承があります。マーチ君は28日に3頭の羊を発見したのですが、つかまえたくても日にちが足りない。そこでエイプリルさんに頼んで三日ほど融通してもらいます。この三日間は支配権があいまいなので常に悪天候に見舞われるとのこと。
雑。幸運のお守りの定番「蹄鉄」も、偶然拾ったものでないと効果がないという伝承があります。しかしモータリゼーション以降、どこの路傍に蹄鉄が落ちているでしょうか。「偶然」は諦めて、「他人から貰う」方向で検討するのが現実的かと。絵は一次大戦後の農業雑誌から。
#スパウォー
珍品到着。1918年秋に出た「イェッリとスゼル」幸運絵葉書。
アルザス・ロレーヌ地方は1871年の普仏戦争の結果、ドイツ領になっておったわけですが、それを奪還せんとしてフランス戦争省が企画したプロパガンダの一環がこのキャラたち。健気な二人を連合国軍が救出に行くのであります。
雑。「ケーキを一つ食べると煉獄の魂がひとつ救われる」という魅力的な文言がありますが、この場合のケーキは聖金曜日のホットクロスバンや万霊節前後のソウルケーキを指しており、平時のスイーツ暴食を勧めておるわけではないとのこと。図は恒例のダンピーからhットクロスバン配給の図。
情報解禁。オーウェン・デイヴィス著『スーパーナチュラル・ウォー』が4月下旬に刊行予定。訳者は当館管理人です。副題「第一次世界大戦と驚異のオカルト・魔術・民間信仰」は看板に偽りなし。戦場のフォークロアをとことん紹介する貴重文献であります。
ご予約はこちらから https://t.co/Ep0bxRnvnc