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西洋魔術博物館さんのイラストまとめ


西洋魔術関連の文物を展示するオンラインミュージアムです。
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3月の聖人のなかで変り種といえば15日の聖ロンギヌスでしょう。磔刑にされたキリストに槍でとどめを刺した人ですが、いろいろあってクリスチャンに。かれが使った槍は受難具一覧のなかに描かれます。無論、聖遺物として無数の贋作あり。

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3月1日の植物はヤナギ。オカルト記念日としては「黄金の夜明け」団ロンドン本部の設立日。そろそろ川辺が楽しくなる頃であります。状況が許せば「プー・スティックス」(枝を流して順位を決める遊び)もよろしいかと。

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雑。どうでもいい聖書的謎として「天使の関節技」があります。創世記32章でヤコブと天使がレスリングをするのですが、このとき勝てないと見た天使がなにやら技を使ってヤコブのもものつがい(図参照)を外すのです。脚をまるごと捻ったのか?

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19世紀の花暦本によれば、2月10日の花はサクラソウ属、花言葉は"animation"。古い言葉の意味を知りたいときはジョンソン博士の辞書の出番です。「生命を与えること」あたりかと。さればホムンクルスの材料に、などと妄想するもよし。

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ご存知 "Auld Lang Syne" を歌いながら新年を迎えるのがスコットランド流大晦日。この風習は十九世紀半ばにイングランドでも普及。おかげで魔術界でも自称スコッツがうじゃうじゃ発生し、各所で「マックなんたら」を見かけます。

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雑。人形は玩具にして呪物ですから扱いを間違えると超自然的トラブルメーカーと化すそうです。巷説によれば、成人後も人形に執着していると人形一体につき婚期が一年遅れるとか(三年説もあり)。図版はトマス・クレインから。

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英国系クリスマスにまつわる植物といえば、ヤドリギ、ヒイラギ、ツタといった曲者ぞろい。食用や薬用の植物は実用研究が進んでいますが、祭儀用植物の効能はわかったようなわからないような。ともかくも飾って様子を見るしかありません。

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ヴィクトリア朝あたりになると、クリスマスにまつわる多くの習俗がドルイド教などにルーツを有するという文言が子供向けの書物にも見られます。キャロルやママリング(寸劇)で門付けする風習は、まじない師たちの新年の祝福が元型とも。

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11月30日はスコットランドの守護聖人聖アンドルーの祝日。世界中でタータン、バグパイプ、ウィスキーが飛び交います。前夜は恋占いとおまじないが目白押し。この時期、ケルトの血に潜む霊視力が出力MAXになるんだそうです。

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現代のロンドンでも職種組合すなわちギルドは健在。各組合の束ね役として Lord Mayor of London が選出され、11月の第二土曜日に盛大な就任パレードが行われます。なお魔法使いのギルドは手品師ギルドに吸収された模様。

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