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2022年ベスト本③
佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』。(現在の倫理観的に)度肝抜かれる序盤からスタートする、ぶっ飛んだ天才ヤネケと純朴なヤンの人生をするする読み進めるうちに、いつの間にか老年になってしまった……と読み終えるのが惜しくなった。既成概念から解き放たれる爽快さに心掴まれた。
デンジを武器にしようとした罪悪感と自身の意志のなさに苛むアサを慰めるデンジくん、早川家の長男として宇宙一面倒くさくてかわいい妹の面倒見てきただけあって、めっちゃお兄ちゃんしてるな………成長しおって
要するに、チヤホヤされることを何よりも嫌う岸辺露伴の暗黒面=自分をチヤホヤしてくれるヤバいストーカーになびいて子供までこしらえてしまう、なんだろうな。
四畳半タイムマシンブルース、明石さんの首筋の作画が素晴らしすぎて、どこぞの馬骨ヤロウが羨ましくなりました…あざと可愛いを極めた明石さんをスクリーンで拝むだけでお釣りが来ます。
今週のジャンプ読切漫画『絵に描いた餅を描いた餅』、監修が全日本ろうあ連盟なだけに聞こえなくなる恐怖が切実で、聴こえない音を伝えられる漫画という表現の豊かさ、聴こえない音を取り戻そうとする者の再起が熱い青春物語に封じ込められており、なんというかむちゃくちゃ真摯。