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デザインやセンスといった目に見えないモノを、言語化し、解説することが当方の同人活動の軸・ライフワークなのですが、それが出来なかったのはどうやら氏も同じだったらしく。多分、作っている本人も忘れるぐらい、写真だけで築くベネツィアの魅力を信じていたのだろうなぁと。まさに沈黙こそが金。
高級感をデザインする、っていうのは非常に難しく、一歩間違えれば下品へと転落しかねないため、デザインの中でも専門知識が必須となる高度な部類になるのですが、それをいとも容易くデザインしてしまえるフランスには度肝を抜かれる始末。これが日本発で出てきたら皆も拍手してあげてほしいんだぜ!
米国から大西洋を越えて、フランスで大々的キャンペーンを張ったヘネシーXO。美の国に相応しい今宵の中でも最高美的強度を誇るデザイン七種が登場。まずは三種をペタリ。ゴージャス、エレガント。それしか言葉が出てこない、まさにフランスデザインの真骨頂。
米国では、林檎を醗酵させて作るアルコール飲料「ハードサイダー」の味わいを、こんな三種にデザイン。この仕上がりは実に見事、その飲み物がどんな味か?が一発でわかる優れたデザインではないか、と確信する次第で。見てわかる味、その極地にはやはりデザイン超大国・米国が屹立するのだなぁと。
ブラジルでは、赤白ワイン・リースリング・スパークリングワインの味わいを、一緒に食べることでより引き立つモノをCGイラストでデザイン。乾杯するグラスの間をよく見ると、それぞれのお酒の種類に合う食べ物が見えてくるはず。さてさて、このデザインの味わいがどうでしょう?
全世界イラスト酒デザイン対決、二番手に受けて立つのはウクライナ。地ワインのアピールデザインとして「地元のワインバーに行くのは最高のワインだけ」と題して、モノクロで描ききった選ばれた品質を訴える力作。また、地元のワインバーで皆が愉しめる日が来ますように、と願いを込めて。
さてここからはイラストによる酒デザインを。ロシア産「トヴァリッチ・ロシアウォッカ」のデザイン四種がまずは先制奇襲。「一人で楽しめると思うなよ!」と虎視眈々と横取りしようする伏兵の存在で、その美味しさをアピールしていますが、頼むからお前は独りで愉しんでおけ!と言いたくなる昨今(苦笑
デザイン大国アメリカが、東欧・セルビアで展開した新型の超長持ち電池の広告デザイン二種がこちら。あんまりにも電池の持ちが良すぎて、若い頃からこんな歳になってもヘッドフォンを外すことなく、同じ音楽聴いてます、とヒッピー爺ちゃん&パンク婆ちゃんをデザイン。このアイデアは実に秀逸!w
サッカーの監督、大国の指導者、闘犬、嫁と娘、それぞれが発する騒音・雑音を完璧にシャットアウトする…それを表現するのに、描き込みまくりのイラストにあえての空白部分を作り、その部分の形をヘッドフォンに見立てる…というデザインは実にお美事で、眠れる獅子も遂にこの時代、目覚めてきた予感。