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この時期氏姓がちょっと迷走している石上宅嗣。大体、賜姓を願い出た場合はその理由に言及した上表があったりするのですが、ここでの理由は不明で、宝亀十年には「石上大朝臣」を賜姓されて石上に戻りました。なんだったんだ。
昨日は上皇陛下誕生日でもあったけど、光仁天皇の忌日でもありましたね。
ちなみに即位時最高齢(わかる範囲で)第一位が光仁天皇、二位が今上陛下、三位が上皇陛下。
情報が少ないのは葛野王の子の池辺王ですが、買新羅物解に名が見えてめっちゃもの買ってるらしい。あと万葉集にも名前が見えるけどこの歌は彼自身の歌ではないかもしれない。
池辺王の宴に誦うたふ歌一首
松の葉に月は移りぬ黄葉の
過ぐれや君が逢はぬ夜ぞ多き
(巻四-623)
葛野王、ここでは何も系譜に言及がないけど大友皇子の子で天智天皇の孫(同時に天武天皇の孫)。葛野王の孫の淡海三船の薨伝で系譜がわかります。あと懐風藻に詩があってそちらにも伝あり。大友皇子の系譜は三船に至るまで思い入れが深いです。