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【今宵読みたいこの一話】
『スプリングストーリーズ』収録「ワイシャツ日和」('87)は、1枚のシャツが青年の人生の節目を後押しするというお話
1ページ目に大きく描かれているワイシャツは日本製高級シャツブランド、スキャッティオークのコンブリオ
80年代、ハイソな若者に人気の定番シャツでした
【今宵読みたいこの1話】
『スプリングストーリーズ』収録「木馬が歌った日」('85)は、遊園地の木馬が青年の家を訪れて彼の恋を励ます小粋なファンタジー
作中には同年公開の映画『ビバリーヒルズ・コップ』で売り出し中のエディ・マーフィの名が
木馬の笑い方は彼のあの高笑いに似ていたようですね
【今の季節に読みたいこの1話】
『スプリングストーリーズ』収録「父のエンブレム」('84)は、父から譲られたエンブレムを胸に、人生の新たな一歩を踏み出そうとする青年のお話です
春は新しいことが始まる季節
あと少しの勇気が欲しいとき、あなたの背中を押ししてくれるアイテムは何ですか?
【ハートカクテル 一話一会】
今夜の一話は『ウインターストーリーズ』収録「分厚い本を読むカンキョウ」('86)
雪が深々と降る夜にカノジョの部屋でひとり読書するカレ
この本、512ページは確かに分厚い
『ハートカクテル』にも通じるN・サイモンのHotな人生喜劇
あの頃、両者ともに大モテでした
【ハートカクテル 一話一会】
『ウインターストーリーズ』収録「HELP! Mr.サンタクロース」('89)は、青年が夢の中でサンタに恋の修復の相談をするというお話
最終コマのカーディガンを肩にかけて首元で縛るスタイル、流行りましたね
マスコミ業界人が好んだので“プロデューサー巻き”とか言われました
【ハートカクテル 今日の一話一会】
『ウインターストーリーズ』収録「ウイングチップの忠言」('88)は、愛用の革靴が青年に恋のアドバイスをするという風変わりなお話
ウイングチップとはつま先にW字型の切り返しが入った装飾靴
スーツの足元をカジュアルにまとめるあの頃のマストアイテムでした!
【流行先取り?】
『ウインターストーリーズ』収録「兄のジッポ」('84)は、寒風吹く年の瀬の駅で亡き兄の元奥さんを出迎える弟の心模様を描いた一編
彼の上着は米空軍のフライトジャケットB-15のレザー仕様レプリカではないでしょうか
だとするとこの青年は流行を先取りしていた!?
↓続く
『ハートカクテル』に学ぶ人生の楽しみ方
仕事終りに嗜む一杯のバーボン
内側を焦がした樽で熟成させるバーボンは香りが大切
その香りを楽しむにはやっぱりストレートでしょう
さすがマスター分かってらっしゃる
『ウインターストーリーズ』収録「くれない色のキイ」('87)より
【松の内に読みたいこの一本】
『ウインターストーリーズ』収録「ワンモアスマイル白い人」('88)より、クリスマス柄のネクタイをしめて新年の挨拶回りをする男性……なぜ?
じつはこれはカノジョとのクリスマスの約束を果たせなかった罪滅ぼしだったんですが……
カノジョは彼を許す? それとも……
【年末に読みたいこの一本】
『ハートカクテル』は現代劇だと思っている方が多いかもですが、じつはこんなSF作品も!
『ウインターストーリーズ』収録作品「2500年──タケルの愛」('84)は、人類が不老不死となった未来のお話。150歳で強制的に“処理“される直前の10日間、そこに愛は生まれるのか!?