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「…君は…」
「……もしかして…」
野生の勘、とまでは言わないが、歴戦の勘がなぜかそれを確定させる。
お互いに腹の探り合いをする中、京は一人取り残されたこの状況に困惑を隠せずにいた。
彼女は以前見たときの可愛らしい雰囲気とはずいぶん変わって、不気味とも取れる薄い笑みを口の端に浮かべている。
「アナタ……レジスタンスのみんなを殺したやんね? うち、ずっと見てたよ」
「嗚呼…なんて、なんて素晴らしい!やはりトウゴウさんのその腕は僕に与えられるべき宝物の一つだ!
確信が持てました…どうしても貴方の腕が欲しくてたまらない…ふふ、フフフ…!」
「…ッチ、まだ喋る余裕があんのかよ。さすがは化け物だな」
炎華が声を上げたと同時に、転がっていたスタッフを手に持つと一気に春風の胸を炎とともに貫いた。
肉を鈍く断ち切るような音と、肉が焼けるような音が一度に春風の体内から木霊した。
立ち上がって少し悪態をついてみせた春風の武器を一旦没収し、東屋はふうと息を吐く。
春風も休憩すべく水筒を持って来て、コップに汲んで飲み始めた。