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『激突』は何回観ても面白い。低予算を押し付けられながらも、これで成功しなければ後がないというスピルバーグ監督の切羽詰まった心理と主人公(デニス・ウィーバー)の心理が巧みに融合した秀作。そして、「単純な設定」のみで長編を構成する監督の職人芸は後の大成功を予感させるものがある。
ぺジテのアスベルという少年がナウシカにそっと尋ねるのです。
「泣いてるの?」
「うん、嬉しいの。」
ナウシカは小さく呟きます。
ナウシカにとっての幸せは、地球が復活すること。
ただ、それだけだったのです。
光輝く星は誰かが見つめ、発見しなければそこにいる事さえ、知られることはない。
そうして発見され、磨かれ、光り輝いたとき、自分の発見者であるもうひとつの星が光を失っていく。
その苛立ちを受け止め支えようとする時の二つの星の葛藤が愛らしく、哀しい。そして、あの愛の『魅せ方』には震える。
2001年宇宙の旅は、アポロが初めて月面着陸した前の年に公開され、また、太陽系惑星の姿がまだはっきりとわからなかった時代に「作られた」というのがかなり衝撃的である。
そして、現在みたいにコンピューターグラフィックスもないので、ある意味『人知を越えた』映画なのです。
#2001年宇宙の旅