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最近知り合った編集者さんに「既刊が多いから『死にたがりの君に贈る物語』で知った人が、次にどの本を読むべきか分かると良いです」とアドバイスを頂いたので。
『盤上に君はもういない』
『君を描けば嘘になる』
『命の後で咲いた花』
この3冊が今の里程標です。
すべて1冊で完結しています。
『死にたがりの君に贈る物語』に再び重版がかかりました。
こんな時代なので。
物語がなくては生きていけない人に、届きますように。
(画像は遊びで僕が作ったものなので、自由に使って頂いて構いません)
当時はいつか書くかもと思ったんですが、花鳥風月シリーズは不思議要素を排除した小説ですし、結局、回収することのない伏線となってしまいました。
当初のアイデアを捨て、別の双子トリックで書いたのが『旋律月下』になります。(誰もやっていないだろうトリックを思いついてしまったので)
2015年に高校サッカーを題材にした小説を発売しました。成長した彼らは年齢制限のあるオリンピックに出場出来る世代でした。
2018年に東京オリンピックを舞台に番外編を書いた時は、こんな未来、想像もしていなかったけれど……。
オリンピック出場エピソードも収録して、昨日、文庫になりました。
曇り空で皆既月食は見られなかったけれど……。
『初恋彗星』、『吐息雪色』、『陽炎太陽』の3冊に重版がかかったそうです。発売から11年も経つのに、「花鳥風月シリーズ」を手に取って頂けて嬉しいです。
『命の後で咲いた花』は3年目に書いた初めてのハードカバーです。当時、これより面白い小説はもう書けないかも……と思った本でした。
登場人物を病気で殺して感動させる話が嫌いなので、30作くらい読み、何に腹が立っているのかを自分なりに研究して書いた小説でした。
今でも大切な1冊です。
サッカーの知識がない方にも楽しんでもらうため、『レッドスワン』には毎巻用語集を収録しているんですが、5巻で27語追加したので、6巻は変わらないだろうと思って、今、見直したら、さらに19語追加することになりました。意識せずに色んな言葉を使っているものですね。
伝達漏れがあったらしく、少し前に『ノーブルチルドレンの残酷』にも重版がかかっていたことを、見本誌で知りました。9年で10版になりました。
角川グループ、途中で変形合体したので、奥付で分かる通り、出版社が変わっています。
明日がメディアワークス文庫公式サイトの更新日なので、『レッドスワン』について、ちょっとしたお知らせがあるそうです。なのでフライングで最高に格好良い書影を貼っておきます。