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鞠亜「このまま」
坂道から両手にエコバッグを持った人がこっちに来る影が見えてきた。
鞠奈「あれ五河士道じゃない?」
鞠奈は歩いてくる人を指先、そう言った。
士道「お、重い…さすがにこの量でこの坂はきついな」
鞠亜「士道。少し持ちますよ?」
士道「あぁ助かるって…え?」
そう言うと鞠奈にその紙袋を渡した。
鞠奈「まいいけどって?!これ霊装じゃない!」
紙袋の中には露出が多い耶倶矢の霊装と同じデザインの服だった。
鞠亜「今日はハロウィンなので。コスプレということで」
鞠奈「これあんたが来なさいよ」
鞠奈「誰もいないじゃないのよ
」
鞠亜「おかしいですね。この時間帯ならいると思ったのですが…」
鞠奈「しっかりしなさいよ妹」
鞠亜「でしたら、これを」
鞠亜はどこからか紙袋を出てきた。
鞠奈「ちょっとまちなさいよ。それどこからだしたのよ」
鞠亜「秘密です」
二亜「メイドコスしようぜなっつん」
七罪「ハロウィンの概念が違くない?」
二亜「そんなこと今更言ってもしょうがなにゃいじゃにゃいか~」
七罪「もう、早く帰りたい…」
◇
士道の家の前に着いた鞠奈と鞠亜は家に入ろうとしたが不在で
入れず家の前で立ち尽くしていた。
二亜「1週間くらい前からかにゃ~」
七罪「そう。終わったはい、これ」
二亜「じゃあ、あと2枚だから頑張ってなっつん!」
七罪「はいはい…」
二亜「ハロウィンなら後でメイドコスして少年の家に行こーぜー」
七罪「わかった。って今なんて言った?」
二亜「だから出来るだけ貯めておいたのさ!」
七罪は深いため息をつきながらペンを動かす。
七罪「そういえば今日はハロウィンだったわね」
二亜「そうだっけ?日付なんてもう忘れたー」
二亜の精神は既に限界を超えて狂いそうになっている。
七罪「あんたいつからやってんのこれ」
昨晩は士道が食事を作って来てくれたがそれ以降まともに食事を取れていない。
七罪「二亜、あんたなんでコツコツやらないのよ」
二亜「いやーさ、出来るなら働きたくないじゃない?」
七罪「それは同感」
2人は手は動かしながらも話を止めない。何故ならやめたら寝てしまうからだ。