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……それは春斗が帰った後、呆然自失とした雪華はしかし、スマホを取るとどこかへ連絡をとった。
約30分後、近くの公園へと向かうと「その人物」は寒空の下、彼女を待っていた。
長い長い沈黙と了解の言葉の後……雪華は笑いながら涙をこぼしていた。
雪華「ま、また振られちゃった…♪え、えへへ…♪」
そのあまりにも美しい笑顔に春斗の心臓はじくじくと痛むのだった。
実は、今日、春斗がこの場所に来たのは「過去の過ち」に対してけじめをつける為だった。
それは「6年前、雪華を傷つけたことに対する謝罪」
その上で彼女への想いを断ち切るつもりだった。
謝りたかっただけなのにいま現在も彼女を傷つけてしまう彼では、彼女に相応しくないと思ってしまったから…
【なんで自分の事なんかを好きなのか?】
その理由がわからない。自己肯定感の低い彼は、どうしても雪華の言葉を信じることができなかった。
そこで春斗はフリーズした。
長年、初恋と童●を拗らせてきた陰キャオタクが目の前の状況をこれ幸いと、甘んじて受け入れる事ができるのか?答えは…「否」である。
雪華「大好きです♥春斗君…♥愛してます♥子供のころからずっとずっと♥私を…貴方のモノにしてくれませんか?♥」
それは「告白」であった。
それは彼女がずっと内に秘めていた子供の頃からの夢であった。
混乱と興奮で戸惑う春斗を他所に雪華はついにそれまでずっと秘めてきた想いを彼に打ち明けた。すなわち「子供の頃に胸が小さい女の子と結婚できないといわれたので、頑張ってバストアップした」ということ。
そして現在、Mカップにまで成長したが、それらはすべて春斗の為に頑張った証だということだ。
雪華「ねぇ…春斗くん?目を瞑ってくれる?」
まるでドラマか何かのワンシーンのようでドキリとしながらも「まさかそんな事…」と思い直して、言われた通りに目を瞑る春斗。少しだけ何かが擦れるような音が聞こえてきて、ゆっくりと雪華の息遣いが近づいてくるのを感じ、それから「何か」が手に触れた