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その日の文化祭の帰り道、美桜は上機嫌であった。
まるで本当の姉のように慕う雪華の可愛いメイド姿を見られたし、最近やたら拗らせ気味な兄との接点を作った自分、よくやったと褒めてもらいたい位だ。
これでまた二人が昔のように仲良くなれば、いずれは雪華が本当に自分の義姉になるかもと思っている
まさか男子特有のキモイ妄想をしていたといえるわけもなく、誤魔化すように春斗は「あ、じゃあ、その…おすすめので」といったのだった。
そんな春斗の想いなど知らず(あるいは注文に悩んでいたから親切で)雪華がおすすめの商品を教えようと近くに寄ってくる。当然、目の前にはできるだけこっそり盗み見ようとしていた雪華のJカップバストが視界いっぱいに飛び込んでくる
そんな雪華のおすすめは「クリームたっぷりのバナナサンド」意味深
比較的早い時間に行ったにもかかわらず、メイド喫茶はすでに大盛況、30分ほど待った後、中に通してもらうと待っていた雪華がメニュー表を持って手渡してくれる。が、とにかく目のやり場に困る…。
いっそ、じろじろと上から下まで眺めて写真にとって永久保存したいが、そういうわけにもいかない春斗
そして、雪華のクラスと思しき所(1-D)に到着しその姿を探し始める美桜。対して春斗の心臓は緊張で痛いほど強く鼓動し始める。雪華には会いたいが、会いにきて何言われるかが怖い…そんな風な心持でこちらもきょろきょろと所在なさげに辺りを伺う(まるで不審者にも見える)
そんな風に考え事をしているうちにいつの間にか現地に到着してしまっている事に驚く春斗
一方の美桜はマイペースに文化祭を楽しんでおり、最初に目指すところはもちろん雪華のクラスである。