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アニメてにをは@石曽根正勝さんのイラストまとめ


もののけ姫演出助手/となりの山田くん企画準備スタッフ/ジブリ刊行の雑誌『熱風』にて2021年、アニメ論考「アニメのてにをは事始め」を1年間連載の実績あり/宮崎駿さんからいただいたあだ名は、逸材くん/本名は石曽根正勝です/noteやっています(下記URL)/フォローして楽しんでください!
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すこしずつ「似ていつつ・確かに違うポイント」があって「作画」という作業は成り立ちます。

しかし「ウルスラの絵」の場合、「似ている」というだけでは「言い足りない」ように思えるのです。

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この3つの絵は「同じ絵」と言っていいのでしょうか?
特にこの『絵』は、実写映画のように「ほんもの」を撮影・複写したものではありません。
美術スタッフさんが一枚一枚描き起こした絵です。
『絵』を描いた『絵』(=背景の一部に絵画があるもの)の場合、それは『同じ絵』と言えるのでしょうか?

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この「ウルスラの絵」はこの世に一枚しかない絵。しかしその絵がアニメ作品では違う角度から、3バージョン描かれています。

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【439】飛行機と波がしらが重なって。
【セルの重なり】が生み出すマジックを、このエンディングではとても強調していますね。

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【428】この手が届きそうで・届かないシーンは『ラピュタ』中盤とそっくりですね。
自己模倣というより、宮崎さんはクライマックスを創造するとき、頭のなかの一番快い装置を持ち出してくると考えた方がいいかと思います。

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【426】テレビ中継されているキキの映像と、それを見守るひとびと。
『アニメのなかに、もうひとつ別のアニメがある』と申し上げましたが、ひとつ忘れてました。
中の方のアニメは『モノクロアニメ』なんですね。そういう意味では『アニメのなかに、考古学的なアニメが現れる』と言ってもいいかと。

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【418~3】あと、トリビアですが、地面すれすれに落下して水平方向へ飛ぶという表現は、『ラピュタ』の海面すれすれを飛ぶのとまったく発想が一緒ですね。

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【415~3】細かく動きを見ていくと、トンボが時計塔の壁面から手を離してしまうのは、頭部にがれきが当たった衝撃からだったのですね。
『ラピュタ』でドーラが気を失うのとまったく同じですね。

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【399】ここは叶精二さんの普及活動もあり、横に長い『横長背景』が使われて、【右奥】から【真ん中手前】、そして【左奥】へと、一枚の背景で済ませている手間のかかったカットですね。

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【395】落下して家屋の屋根にお尻を直撃です。
直撃する前と、後とでは、屋根に『衝突した痕』が生まれてます。これもセルに部分背景を描いた『ブック』という手法で処理されています。2回ぶつかってますから、2箇所=2枚のブックをその都度、背景に敷いてます。

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