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「ルクレツァ⁉️」
トビアスがルクレツァに駆け寄る
「あ…ああぁ…」
怯えるルクレツァ
「ルクレツァさん…いったいどうして…」
突然怯えだしたルクレツァに疑問を抱くラリーは、今一度男の方を見る
瞬間、ラリーは見逃さなかった
男が見せた表情を…
『ルクレツァ』に見せた一瞬の表情を…
宗教的な服装をした白いロングヘアーの男性、真っ赤な瞳が神秘性を秘めていた
「あの男は…?」
トビアスも男を凝視する
「何だろう…凄い見た目してるけど?」
ラリーが興味深そうな目で見る
「………ひぃっ⁉️」
ただ一人、ルクレツァだけがその人物を見て悲鳴を上げる
体を震わせる
「随分な言い方ですね【狂人】様…そこまで毛嫌いされなくてもよろしいでしょう」
ジェーンの後から一人の男性が入ってくる
「うるせぇ、アルゴス絡みじゃなけりゃ貴様らと関わりたくないんだよこっちは」
嫌悪感を見せるジェーン
隠そうともしない
「やれやれ…【狂人】様は気難しい方ですね」
そんなやり取りをしていると司令室の入り口が開き一人の女性が入ってくる
「はーい皆さん注目❗これからすこぶる気分が悪くなる話が始まります‼️」
入ってくるなり大声で不穏な事を言い始める
「ジェーンさん?入ってくるなりどうしたんですか?」
「言ったでしょ…すこぶる気分が悪くなる話です」
「そいつはまた…穏やかな関係ではなかったでしょうなぁ…」
グレイソンが頭をかく
「一緒に会話したことも殆どありません…」
ミリアの思い出の中の彼女も良い印象は無かったらしい
「ふむ…痴情のもつれ…という線ではなさそうですが…」
「トビアスさん、デリケートな話なんですから…」
「解らない…?」
「はい…ボーセスさん、私の事をその…嫌っていたみたいでして…」
話によると、ボーセスはレオンの同期であり士官学校時代からの付き合いでもあったという
しかし彼女だけは他のメンバー達と違い、ミリアに対し目の敵にするような態度を取る行動が多く、親交も殆ど無かったという
「ミリアさん、参考程度で良いのですが…ボーセス=ミッタモールという女性について教えてもらって良いですか?」
「ボーセスさんについて…ですか…」
最後の一人について情報を求められたミリアは、渋い顔をする
「どうかしたか?」
「…すみません、ボーセスさんについては全然解らないんです」
「…失礼ですがミリアさん、レオン=エルドリッジは部下達全員と共に行方不明になってたんですよね?」
「はい、そうですが…」
「トビアスさん達の証言が事実なら、奴の部下も何処かでスタンバってるだろうな…」
ボーセス=ミッタモール
唯一確認されていないレオン=エルドリッジの部下である
https://t.co/3qpxhlzqBH
「港湾施設でラリーさん達の活躍で無力化した後、ある程度回収したデータ類等の中にパイロットの情報がありました」
「そのパイロットの名前が…『ルーク=アドリアス』という人です」
「ルークさん…」
二人から告げられた事実、ルーク=アドリアスは既に死亡していた…
「ミリアさん…貴女が教えて下さったメンバーの一人ですが…私達はその人物を知っています」
「え…」
トビアスの言葉にミリアが反応する
「港湾施設を襲ってきたテロリスト…あの『角付き』のパイロット…」
有志達と共に激戦の末に倒した『角付き』
あのEXMの奮戦により敵を逃がす結果となった…