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ーーガサン
重量のある物体が地面に接着する
「EXMの音…?」
音の感じからアルゴス同盟のEXMと考えるジェーン
ーーーキュイイイイィィン
何かが回転する音
悲鳴にも似た音がどんどん大きくなっていく
「この音…もしや…」
ーーシイイィイイイイン❗
熱が、電子が弾ける音が響く
EXMの姿勢を下げソナーによる音響探知を行う
森林の揺れる音、川の流れ、生産プラントの駆動音、他の有志達のEXMの足音、それらを除く不振な音を探る
(全く…こういう地味な仕事は嫌いではないですがねぇ…)
内心愚痴りながらも仕事をこなす現外惑星文明調査団所属のエージェントであった
「ソナーですか、器用な尻尾なのですね?」
そう言いながらも多機能性ある技術に感心するオルガ
「まぁ、普段使わないですけどねぇ~」
そう言いながらソナー用の端末を稼働させ探索を始める
「どれどれ…何処かで盛ってるカップルでも聴こえませんかね~」
冗談を吐きながらも耳に精神を集中する
「ええ、怖い狼が近くにいたらいけませんのでジェーンさん、何か手は御座いますか?」
「あら、私に振りますか?」
「貴女の事ですからこういう状況にも対応できる手立てを御持ちでしょう?」
「あるにはありますよー?手ではなく【尻尾】ですが」
そう言うとEXMから生えている尻尾を地面に突き刺す
ゆっくり進みながら索敵を続ける一行
「これがハイキング等でしたら…くつろぎたい気分ですけども…」
森林の先から微かに漂ってくる空気を感じとるオルガ
「何でしたらここでランチにでもします?」
茶々を入れるジェーン
「止めときなさい…怖い狼に襲われるわよ…」
「狼、ですか…」
有志達が次々とコロニー内へ侵入していく
伏兵の可能性も考慮しつつ進んでいく
「敵が…見当たらない…?」
他の有志達と共に進むラリー
「こうも静かだと…逆に不気味ですね…」
ルクレツァがモニターを睨み付けながら注意を怠らず陣形を組ながら進む
自分で焚き付けておきながら過去の事例を聞いて更なる不安を抱くローレンツ
「とにかくだが、今後同じような事態に陥らないように頼むよ…御互いの為にもね」
「…解りました本部にも伝えましょう」
「監理局に問い合わせておきます」
その後、スパイの可能性も話しつつ今後の方針を固めていった
トビアスが続けて話をする
「ただ過去の事例を上げるなら…指揮官が実はテログループの首魁だったり陣営が保有する秘密回線を無断で使用してきたりしてますので通信ジャックはまだ序の口かと…」
「グレイソン…有志連合という組織は本当に大丈夫なのか?」
「ええ、まぁ…有志達の活躍もあるので…」