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「あのシエルノヴァタイプのEXMがどうかしたのですか⁉️」
敵軍の戦力をよく勉強するミリアだがグレイソンも反応をみて確認をとる
「概念研究の為に本国のEXM研究機関が開発したカスタムモデルだ…資料でしか見たことなかったが、あのテールユニット…間違いない、あれは❗」
【ジャバウォック】❗
『おや、この尻尾の生えた機が気になりますか?』
シエルノヴァをベースにしたと思われる機が有志達を威嚇するかのように尻尾のような部位を展開する
『バイロンの協力者達から提供されたモノらしいですが…実に面白いモノですねぇ?』
操り、使役し、そのEXMは主を守る盾として君臨する
「あれは…角付のEXM達が使ってたハッキング能力‼️
そうか…あれがオリジナルの力ですか‼️」
金色のEXMの力に驚愕し、理解を得たトビアス
「あのEXMは…」
金色のEXMによって操られる一機のシエルノヴァタイプに目を向ける
「あれは確か…本国の方で開発されてるEXMの筈だ…何故あそこにある⁉️」
途端、部屋に複数の爆発が起きる
爆発によって生じた破片や煙がやんだ頃、金色のEXMを守るように幾多のEXMが、破損し体は寸前のEXMがクローン兵士がゾンビのように群がり壁となる
『さぁ、我が下僕たちよ…死しても立ち上がり、眼前の敵を蹂躙したまえ…』
オルフェスが命令を下す
「このコロニーはもう有志連合の人達がほぼ制圧してます❗一人で私達を相手にするつもりですか⁉️」
ラリーが武器を構えたまま問いかける
既に半包囲されている状態であった
『そうですか、では此方も戦力を補充いたしましょう』
金色のEXMの角から不気味な音色が響き渡る
『なっ⁉️』
ラリーが臨戦態勢に入る
他の有志達も戦闘態勢に入る
オルフェスの目的がEXMの回収と平行して自分達を誘き寄せる事が目的であった
情報提供の事を踏まえても、駄賃としてはかなりの支払いを被る形となった
『と言うわけですので、皆さんにはここで私の享楽に付き合って頂きましょうか』
『裏切り?ああ、それなら問題ありませんよ、【彼等】から承諾は受けていますので』
『…承諾、ですって?』
『ええ、そうですよ?』
ーー提供して下さったEXMを返却する代わりに、有志連合軍を本隊から引き離し時間稼ぎを行って頂ければ我々は異論はありません
『と、いう感じに話は整いました』
「初めて見た時まさかとは思ってたが…提供元がテメェだったとはなぁ‼️」
「ではあの角付のEXMは、マクシオンの技術を元に開発した物だった…?」
オルフェスの言葉に司令部はざわつく
「解せんな…なら何故提供したEXMを態々こんな真似をしてまで取りに来た?これは明らかに連中への裏切りだぞ?」
隠す様子も見せないまま答えるオルフェスだった
『地球という文明は我々マクシオンとしても実に面白い世界でしたのでねぇ、【彼等】に私の身体を貸し出す事を引き換えに様々な情報を提供して貰うという契約を結んだのですよ』
金色のEXMを元に様々な研究が行われ各地の戦場で見たあの角付が生まれた
「…このような形でスパイ騒動の原因に遭遇するとは思いませんでしたね…」
「待って下さい…では、アルゴス同盟にEXMに関する技術を提供したマクシオンの『協力者』というのは…まさか…?」
これまでの話を聞いていたミリアが一つの謎に焦点を当てる
『はい、それも私で御座いますよ?』