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『しかし驚きましたよ…棄てた筈の貴女が生きていて新しい飼い主に買われていたとは、貴女の生体情報を常に追っていましたが…面白い因果ですよ』
「生体情報を…追っていた…?…待ちなさい、では…ルクレツァがアルゴス同盟の本拠地に向けて信号を送っていたのはまさか…?」
『ええ、私ですね?』
「ルクレツァ…大丈夫ですか…⁉️」
様子がおかしいルクレツァの様態を気にするトビアス
『懐かしいでしょう…貴女を使役する為に使っていたこの体…思いだしましたか?』
【木偶人形】のルクレツァ?
「ヒィ,イイ,イイイアアアアアア…」
両手で頭を押さえその場で縮こまるルクレツァ
『ガラクタとは失礼な、古代マクシオン人が叡智を結集して産み出した栄えある騎士団の証ですよ?』
オルフェスがため息混じりに訂正する
「録でもないクソッタレな連中が産み出した圧政の象徴の間違いだろうが❗」
ジェーンの言葉が更に荒れる
「ア…アア…」
ルクレツァの顔が更に絶望に染まる
「な、なんだあれは…⁉️」
モニター越しに異常な光景が映り驚愕するグレイソン
「…ジェーンさん、あのEXMは?」
マクシオンに縁の深いトビアスがジェーンに確認をとる
「あれは【教皇騎士団機】、教皇に支える親衛隊連中が駆る録でもないガラクタだ…」
ジェーンが金色のEXMについて語る
声が聞こえる
情報提供者オルフェスの声が…
ーー折角の『素体』が台無しになってしまったではないですか
金色の角付EXMが動き出す
ーーむ、ちゃんと整備されていないな…間接が思うように動かん
金色のEXMがぎこちない動きでハンガーから出る
『まぁ良いでしょう、目的は果たせたのですから』
『ラリー❗聞こえるか‼️』
ジェーンが乱暴に通信を繋ぐ
「ジェ、ジェーンさん⁉️」
ものすごい剣幕で語りかけてきたジェーンに驚くラリー
『いいか、今すぐその角頭のEXMを破壊しろ‼️』
「え、でもあのEXMに捕まってる人がいるって…」
ーーやれやれ、容赦ないですね…【狂人】様は…
ターン❗
司令部に一発の銃声が轟く
「な、なんだ⁉️」
グレイソンが銃声に反応し振り向く
そこには、銃弾を脳天に喰らい絶命した情報提供者のオルフェス
「くそっ、『遅かったか‼️」
銃を放った張本人にしてものすごい剣幕で悪態をつくジェーン
「おい名無し女‼️貴様何を⁉️」
「話は後だ❗」
『あ、開きました!』
ラリーの通信が司令部に伝わる
ゆっくりと開いていくゲートの扉、全てが開き終えたと同時に室内を照らす照明が灯る
その先にEXMを囲うハンガーに収納された金色の鎧を纏った角付のEXMが陣取る
「ありがとうございます皆さん、お陰で『私の体』を見つける事が出来ました」