ＫＥＩＮさんのイラストまとめ

「さて、質問に対する返答も終わりましたし…今度はこちらの質問に答えて頂きましょうか？」
「……」
「父上、アナタがこの惑星に持ち込んだ【大量破壊兵器】何処にあるのか話して頂きましょうか？」
「っ⁉️」
「演説の台本、そしてアナタが手放さずに持っていたこの端末…シラは切れませんよ？」

「殺したのか？」
「いえ、仲間割れですよ…先の一件で父上の行動に嫌気がさした者達による【暴動】ですよ」
「生き残った人達もかなりの怪我だったみたいですが、私達が介抱してさしあげました」
「ちなみに彼等には父上の事は知らせていません…理由は…解りますよね？」
軽く脅しをかけるロイド…

「ああ、話が逸れましたね…」
父親の表情を読み取ったのか
話を戻す
「まぁ私の死体に関しては後程話すとして…次の質問の答えですが…ココ、Ｎシティから逃げ出したベーゼン派の兵達が逃げ込んだ基地の取調室なんですよ」
「何っ⁉️」
「…といっても、ココには我々しかいなくなりましたがね？」

「ば、馬鹿な…Ｎシティに…」
「ええ、こう見えて『根回し』は得意ですから」
「内通者か⁉️」
「敵が多いですからねぇウチの家って…二つ返事で協力してもらいましたよ」
「馬鹿な…」
「人望無いって大変ですね～そりゃ指名手配もされますよ」
二人から煽られ蔑まれ恥辱と怒りに震えるバルトフェルト

「紹介しましょう、彼女は我がベーゼン商会のお客様にして協力者のー」
「【マクシオン】外地調査部隊の…そうねぇ…『ジェーン・ドゥ』とでも名乗ろうかしら？」
「あの時の…運転手⁉️それにマクシオンだと⁉️」
「この度は、ジェーン・タクシーを御利用頂き感謝いたします閣下」

「協力者だと⁉️」
「父上からの指示で動き始めた頃、南米でビジネスを展開しようとしてたら行儀の悪いチンピラに絡まれましてね？」
「ちょっと～チンピラって酷くない？」
話の途中、気の抜けた口調の女が取調室に入る
「き、貴様は⁉️」
取調室に入ってきた女を見たバルトフェルトは驚く

「驚きましたでしょう？ バイロンが誇る最新鋭の技術を持ってしても見分けがつかない程ですから…」
「何故お前が生きてる⁉️それに…ここはいったい⁉️」
「質問が多いですねぇ…まぁ別に良いですが…」
そういって向かい側の席に腰掛け一息おく
「一つ目の質問ですが…【協力者】のお陰ですね」

「体の加減は如何でしょう？屈強なスタッフ達によるマッサージ…さぞ堪えたでしょう？」
冗談を交えながら不敵に微笑むロイドを前に目を見開く
「ロイド…貴様…⁉️」
「おや、忌々しい息子の顔を認識出来る位には意識が戻りましたか？」
「やはり…お前…なのか？」
「ええ、【私です】」