ＫＥＩＮさんのイラストまとめ

ロイド=ベーゼンの演説により混乱するＮシティ
スクリーンからロイドの姿は消え、バルトフェルトの突然の失踪に過激派の将兵達が戸惑う中、ロイドの問い掛けに動いた
兵達が過激派の人間を制圧していく姿が通信モニターに映る
「的な有志に過激派の制圧を手伝って頂きますか？」
「……そうしてくれ」

「父上…何処にいかれたのですか…」
産まれてきてからずっと父の言いつけを守ってきた
「俺も…連れていってくれよ…」
言われたことを成して父から誉めて貰いたかった
「父上…」
だが一度も誉められた事が無かった
「父上ええええ❗」
叫びと共に機体が爆発する
ハインケルの命は悲しみと共に散る

会場からバルトフェルトが姿を消した事がすぐに広がっていく
「ベーゼン派の諸行、許すまじ❗」
「バルトフェルトを探せ❗兄弟達の無念を張らすぞ‼️」
「我等バイロン軍人❗犬畜生にあらず‼️誇り高き騎士なり‼️」
各地で反ベーゼン運動が加速する
そぼ熱気とは裏腹に一人、今にも消えそうな魂があった

「か…閣下…こ、このままでは……」

自分達の身が危ない。
そう語りかけようとした時には

「閣下…？　何処におられるのですか⁉️」
「警備兵‼️閣下はどうされた⁉️」
「そ、それがいつの間にか姿を消されてて⁉️」
「ま、まさか…【逃げられた】のか⁉️」

会場にいたベーゼン派の将校達が色めき出す

『誇り高きバイロン軍人がたかが一家名の陰謀のためにその命を散らしていいのですか？』
『君達の親しき者達が利用されて殺されるのをただ見るだけでいいのですか？』
『過激派の者達による暴挙を見過ごすつもりなのですか？』
『…さぁ父上、貴方の答えを聞かせて下さい…逃げ場はありませんよ‼️』

『目論見が達成した暁には、本国での名声は上がり穏健派達の発言力は低下する…そうなればアストレアⅢでの所有財産の剥奪も無くなる❗』
『何とも理想的な計画だろうか❗何とも陰湿的な計画だろうか‼️』
『栄えあるバイロン軍人の諸君に問う、君達は我が父の目論見を許していいと思いますか？』

『故にこの【地球】という惑星は父上が欲する【功績】にはもってこいでした❗』
『我らバイロンが使役するエグザマクスを扱う地球連合』
『バイロンと渡り合える第三の文明マクシオン』
『その二つを相手に父上の指揮の元、バイロンが完全なる支配を果たしたとなればこれ以上にない【箔】になります』

『アストレアⅢ(第三次惑星統制会議)によってベーゼン家は支配惑星を没収される…そうなるとこれまで自分の野望のために支払ってきた【投資】が全て明るみに出てしまいます』

クローン兵士計画の為に支配惑星にその施設を用意したことを仄めかす

『だから欲したのですよ周りを黙らせる【功績】をね』

『まぁ、そのような事情はともかく折角手にした戦利品(息子)を捨(破棄)てる訳にもいかない、だから私達という息子達を産み出す事で兄上の存在を強調させる事でその価値を高めようとした…自分の【ベーゼン家の当主】としての箔をね？』
『…まぁ、最もその狙いも例の会議で無駄になりかけてますがね』

「…中佐、ハインケル=ベーゼンの記録ですが…」
「此方でも確認した…間違いないようだな…」

ロイドの演説の内容を聞き事前に渡されていた秘密物資
その中にしまわれていたデータを掘り出して確認する

情報にロンダリングがされている形跡があることを示唆するデータも一緒にあった…