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狂気に満ちたその笑みを最後に
ロイド=ベーゼンという男はこの世を去った…去ったはずであった
『奴の苦し紛れの言葉なぞ忘れろ…それよりも邪魔な奴らが現れた』
「…あの髭野郎か?」
『そうだ、どうやら我々の行動を邪魔したいらしい』
「…いいぜ、調度虫酸が走ってた頃だ…調度いいぜ…」
「…何が可笑しい?」
「ふっふっふ…いえ、別に?」
「とうとう頭でもぶっ壊れたか?」
「壊れてるのは『御互い様』でしょうに…私たちの出自…知らないはずはないでしょう?」
「ああぁ?何を訳の解らないことを口にしてやがる❗」
「ふっふっふ…いずれ解るときが来ますよ…ええ、嫌でもね?」
遡ること数日前、ロイド=ベーゼンを殺したときの事である
全てを燃やし絶やし追い詰めた弟を前に銃口を向ける
「テメェの敗けだ…お前の悪足掻きもここまでだ」
得意気に語るハインケルを前に弟のロイドは決して笑みを崩さなかった
むしろその笑みはこれから起こる事を心待にするかの如き笑顔だった
【ハインケルside】
召集したNシティ守備隊の指揮を取るハインケル、大隊規模にも勝る過剰な程のエグザマクスの数を前にしてもその顔は醜く歪んでいた
『ハインケル、首尾はどうだ』
「……」
通信で呼び掛けてくる父親の声にも答えず不機嫌な態度を続ける
『…まだヤツの事を考えているのか?』
独自のネットワークをもつグレイソンであったが、バルトフェルトの行動力と根回しの早さから思ったとおりに事が進めず歯痒い思いを強いられる
「…こうなった以上、また有志達に頼む事になるな」
「正規の軍だけでは賄えない以上…彼等に頼るしかありません」
「…間に合ってくれよ」
Nシティに急行するグレイソンの隊は、他の賛同者達と合流し体勢を整える
「中佐の要請で動いてくれた部隊ですが…バルトフェルト議員の根回しで思った以上に召集が捗りませんでした」
「解ってはいたが…どれだけ集まったかな?」
「…よくて中隊規模が良いところかと」
「…そうか」
#30MM
#引用RT15回以上で守備隊撃破
テロ首謀者ロイド=ベーゼン大佐の始末を終えたバルトフェルト議員がNシティで特別講演を行う
その中には地球連合、マクシオンに対する【粛清宣言】も含まれている
事態を察知したNシティ守備隊は臨戦態勢で此方を阻んでくる…何としても講演を阻止せよ‼️ https://t.co/LpecgV4LNU
【???side】
「いやぁ、まさかの彼等があなたの客人だったとは…事前に教えていただければちょっかいだしませんでしたのに」
別荘での一件後、マクシオンの女が誰かと連絡を取る
「なるほど、そちらも色々と複雑な立場のようで…此方の商品の方は?」
「そうですか…ちゃんと使えましたか…」
7、オルガ=アッカーマン
バイロン支配惑星出身の女性
上官であるグレイソンとは、支配惑星での出会いから行動を共にしている
アッカーマンの姓は彼女がバイロン軍人として登録申請するに際に出来心で付けた
本人は気にしていないが上官のグレイソンは複雑な心境とのこと
6、フォッカー=アーノルド
民間軍事企業【ノーマッド】の代表にして作戦指揮官
元地球連合軍の左官だったが除隊してからは幾つかの傭兵企業を渡り歩き自分の傭兵企業立ち上げる
X台地戦後の疲弊する地球連合軍から一部業務委託を請け負いエグザマクスを使用する任務を指揮する