//=time() ?>
オサム「痛てっ! だ、だってお前ら、話に夢中になってたから、良いのかなって思って……」
小川「んな訳あるかボケ! ったくよぉ~、テーブル全皿丸ごと食いやがって……」
その傍らで、話の輪に加わらず、黙々と食い続けている大食漢が一人。
オサム「……うん、美味い! やっぱママの作る肉餃子は、飯10杯でも足りねぇくらいに何個でも入っちまうよ~」
小川「なっ…オサムっ、てめぇ! なに勝手に全部食ってんだよ!?
小川「ふむ……けど、何の為に? 確かに川崎には、製鉄所やらコンビナートやらの各種工場が林立してる所があるから、それを狙うってんならまだ解るけど、今回襲われたのは駅周辺の市街地だぜ? あそこを襲うメリットなんて、連中からしても何もないはずじゃあ?」
ミリィ「って事は……」
ホムラ「ああ、間違いない。『アッチ・コイーダ』の奴等だな」
小川「ふむ……奴等がアラブ系の新興テロ組織ってのは聞いてるけど、そんな奴等がなんで日本なんて標的にしてんだ? 特に大きな理由なんて無ぇのに……」
で、大さん、鹵獲してきたポルタだけれど、どこの所属か解りましたか?」
尾道大五郎「おぉ、アレか。一応、バラして色々調べてみた。外側はバイロンのもので間違いねぇんだが、中身は完璧に地球製、それもアラブやトルコとかで造られたパチモンだったよ。パーツの幾つかにアラビア語表記があった!」
ミリィ「ま、そこは転売ヤー達の影響もあるから、仕方ないな……ウチ等が独自で作ったオリジナルパーツも、3星軍事協定でイレギュラー認定されちゃって、使いたくても使えねぇし……」
ホムラ「うむ……そこさえ無ければ、我々も動き易いんだけれどね……
ミリィ「いやぁ~、今日はたんまり儲かったね! しかも、ポルタ2機とロイロイ10機も鹵獲出来て、ある程度パーツも補充出来たしな。ここ最近、サイラスの純正パーツが高くなってきてたから、代用品が手に入って丁度良かったぜ!」
ミリィ「よろしくお願い致します」
ホムラ「それじゃあ、また何かありましたら、我々ほむらワークスを、是非に! ではまた!」
最後はピースサインでキメ、ホムラ達は立ち去った。
直後、市長はその異様な緊迫感から解放されたかのように、大きくため息を零して座り込む。
で、そこから我々が個人的に確保した『ガラクタ』の費用を差し引いて……〆てこんなところです。よろしければ振込手続きの方をお願いしますね」
提示された額は7桁。市長はその明細をよく確認し、額に汗を滴らせながら、
川崎市長「……は、はい、解りました。そちらの口座に振り込んでおきます…」
小川「そ、そりゃまぁ……って、お前程節操無しじゃねぇ! もぅ俺は結婚して、そんな事からは足を洗ってんだよ!」
言い争う二人を、ミリィがその肩を叩いて収める。
ミリィ「はぃはぃそこまで。では市長、すみませんがお支払いの方を……基本料と諸経費、それから先程の瓦礫撤去のサービス料と……