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救急隊とかは別の意味でちょっと……そんな時、御社が自前のEXMで何でも屋をやっていると聞いて、これだ!と思って志願したんです」
ミリィ「ふ~ん……それなら、ウチみたいなブラック企業なんぞよりも、救急隊とかに行っても良かったんじゃないか? もしくは地球軍とか、な……」
真奈美「私も最初はそれを考えました。でも、軍は色々規律があって、一般の兵隊さんでは、思うようにEXMをオーダーカスタマイズし難いと聞きますし、
真奈美「人を助ける仕事がしたい、と思ったからです。確かに、EXMは戦いの為に造られたロボットである事は解ってます。でも、現在では軍だけじゃなく、民間にも様々な形で広まり、災害救助や復興支援、或いは防衛とかにも多用されています。私はそういった仕事に就こうと思って、EXMのパイロットを…」
ホムラ「ほぅ……なかなか立派な先生に仕込まれたようだな。なら、ある程度関連の知識はあると思って良いかな?」
真奈美「え、ええ、まぁ……」
真奈美の苦笑に、ホムラも頷く。そして、真顔になって、
真奈美「ええ。所謂サークル活動みたいな感じで、独学でEXM関係の勉強をしていました。私の担任の先生が、元地球軍の人で、その伝手で関連の企業や工場とかを見学させて頂いた事もありますし、あと、シミュレーターも何度か」
ミリィ「しかし、なんだってまた、ウチのような中小家電メーカー兼EXMカスタムメーカーなんぞに? 一応、君はEXMのパイロットになりたくて、ウチに来たって事だけれど、確か八十八夜は、EXM関連は勿論、そういった工業系の学科の類は無かったはずだが?」
ホムラ「んじゃ、早速始めるとしよう……履歴書を見させて貰ったけど、君はあの私立八十八夜女学園を卒業したばかりなんだってな?」
真奈美「はい」
ホムラ「よく来てくれた。私がこのほむらワークスの社長・ホームラン・ケン=ヘッドウェルだ」
ミリィ「同じく、副社長兼経理部長のミリアルド=高山だ。ヨロシク」
真奈美「はい、よろしくお願いします!」
いずれも先程の写真に載っていた人物……その威風堂々とした雰囲気に、真奈美はゴクリと息を飲む。
ホムラ「お待たせ。君が風間真奈美君……だな?」
真奈美「は、はい、そうです! よろしくお願い致します!」
ホムラ「うむ。ま、掛けてくれ」
カウボーイ男に促され、一同は向かい合って着席する。
そんな思いを巡らせていると、ドアが開き、二人の男が入ってきた。真奈美は慌ててその方に向き直り、一礼する。
一人は短髪でやや背の低い、眼鏡を掛けたスーツ姿の男。もう一人は、テンガロンハットを被り、レザーベストにジーパンという、いかにもカウボーイないで立ちをした、サングラスを掛けた男