[ファッションプレート販売中〕 一棚洋古書店「フネートル・KY」@神保町PASSAGEさんのプロフィール画像

[ファッションプレート販売中〕 一棚洋古書店「フネートル・KY」@神保町PASSAGEさんのイラストまとめ


医書の編集者です。2022年4月「PASSAGE by ALL REVIEWS」で一棚古書店を始めました。主にフランス語の19世紀挿絵本を中心に取り扱います。モットーは「手頃な価格で本物を!」です。
蓄音機熱(主に機械いじり)が再燃しました。
2023年よりシュトラウスなダンスを始め激ハマり中。コスプレ癖
にも目覚め中
suzuri.jp/Esprit_de_Gran…

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[本日のフェアのお時間]
今日のフェアは、PASSAGEの好意で、展示台据え置きのため、12:00の開店からお楽しみ頂けます。私は17:30より店頭に立ちます。
 ・ファッションプレート実物各種 \2,500~
 ・フランスから直輸入した 50~100年前の手刺繍光るレースハンカチ・付け襟を並べてます。

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[本日のフェアのお時間]
今日のフェアは、仕事のため17:30頃より開始予定です。
[展示販売品:第一夜]
・SFBJジュモー 1900年頃 69,800円
・ファッションプレート
 1880年代 各3,000円
1814年 4,500円
 1830年代(ランテ画)各 3,500円
・フランス直輸入 レース・リネン小物 2,500円~

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1年飛ばして1882年。
目についたウエストの括れが強調され、S字のシルエットが特徴のバッスルスタイルが盛り上がります(85年頃がピークになります)。
1枚目のウェディングスタイルのような子供たちは、たぶん、初聖体拝受(パンと赤ワインによる聖別)の礼拝前かと思われます。

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【8/25-25 販売予定】
1879-82年の手付彩色のファッションプレートの実物、各¥3,000 です。
時代は、タイトなプリンセスドレスから、バッスルスタイルへと向かう頃。
この雑誌のプレートはA3サイズに近いくらい大判で、背景の描き込みも多く、華やかなのが特徴です。

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こちらは、同じガヴァルニの描いた『椿姫』より。
浮かれ女たち(元も含む)マルグリット、オランプ、プリュダンスらと、地方の乙女アルマン・デュバルの妹(4枚目)。一見似たシルエットですが、袖口のレースや刺繍、スカーフやボネの飾り、ガウン、装身具の違いがあるように感じます。

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【プレートの判型・刷部数】
*棚・webで販売中¥2,000-
ファッション・プレートは19世紀を通じ発行されましたが、出版史的観点に立つと紙と刷部数で時代ごとの差が見られます。
①1820年代は5000部前後で、紙のサイズはB6くらい、酸性紙の量産により、④にはA4からB3くらいで2-3万部出たそうです。

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【ジゴ袖の魅力】
*棚・webにて販売中 各¥3,500

1830年代の最大の特徴は大きく膨らんだ袖。英語のマトンレッグを意味する「ジゴ」袖といいます
肩の端を腕側に伸ばすことで、なで肩を強調、さらに復活したコルセットとベルトで細く締め上げたウエストを膨らんだスカートと挟むことで強調しました。

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【若草物語のドレス】
舞台は南北戦争期(1861-65)なので、クリノリンが最大径を迎える頃。3枚目の座り方から、子供服はペチコート重ねかジュポンクリノリンぽいです。
1枚目の左のお嬢さんはジョー位でしょうか。世界名作劇場の服、しっかりしてたんだと思いました。ということはお母様もクリノリン?

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ちなみに、デザイン性が華やぎ出す70年代にはこんな感じに華やかに。
イギリスのアレクサンドラ王妃の肖像画の面影を感じます(王妃が好んだ、胴を横に切らないボディにフィットしたドレスはプリンセススタイルと呼ばれ、70年代後半の流行になりました)

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【ボネにみる10年ごとの変遷】
19世紀の婦人の帽子といったらボネ(ボンネット)を思い浮かべますが、一口にボネといっても時代ごとに様々。
1枚目から、1830,40,50,60年代と進みます。髪型が耳にカールを垂らすスタイルから後ろに流して纏めるスタイルにつれて、前庇が減り、耳の覆いも少なく?

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