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とは言っても、1枚目1850年代後半と2枚目1870年代の間で、「地味で淑やかに」の幅が随分と緩やかに(華やかに)なった感があります。
この間に、軽量化で動きやすくなったフープクリノリンや交通網の発達があり、街を歩き、行楽する女性の姿が増えたことも理由なのでしょうか。
【昼の装い・夜の装い】
Modeという語は、しきたり、ルールの意で絶対王政期宮廷に生まれた説があります。19世紀も後半になると、ドレスのTPOが厳しくありました。
1,2枚目は昼、3,4枚目は夜。
昼は派手過ぎない色で淑やかに、夜は胸元が空いて華やかに。宝飾品は昼は避けて夜に、でしょうか。
【告知】4/28(木)夕方17:00より、パートタイム店長する予定です。
まだまだ潤沢な在庫があるので、24日にひき続いて、ファッションプレートの販売をできればと考えております。
今回は4/24より規模は少し抑えた展示になるかと思いますが、連休前の夜、一時の時間旅行を楽しまれてはいかがでしょうか。
【リボンのこと】
舞踏会ドレスというと、フリフリのレースとリボンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ファッションプレートを並べると、1820-60年の間はあまり見かけません。見かけ出すのは60年代後半、70年代にはリボンだらけのドレスがでるなど、流行をみるポイントかもしれません。
【素材・生地からデザインへ】
一枚目は1820年、二枚目は30年代、あと2枚は1870年代です。前2枚と後ろ2枚の間には、ウォルトの登場とオートクチュール文化の誕生があります。70年前後のプレートをみると個々のデザイナーへの注目が増し、ドレスデザインの幅が広がる時代が感じられ、比較が楽しいです。
〔4/24 展示品紹介〕
La Mode'
¥2,500-3,980
新聞王ジラルダンによって創刊、1829-62年に刊行された雑誌で、サンドやバルザックの書くモード批評などを含む30頁の情報量で、JDM誌を追い落とした、七月王政期の代表誌です。
地方の婦人からパリの貴婦人まで多くの読者を獲得し、服飾場面を牽引しました
【ドレスの用途別に横に見る】
〔4/24 展示品予定〕一枚¥2,500
縦に時代の変化見るだけでなく、同じ年を、デイドレス、ナイトドレス、ウェディングドレス、子供服などと用途別に見比べるのも楽しみ方かと思います。
一枚目はデイドレス、3枚目は室内着?ナイトドレスは4枚目。なかなか難しいです
【クリノリンは座れるの?】
クリノリン話の続き。1856年にフープ型(鉄のリングを重ねた型)登場以来、改良が重ねられ、膝の前とお尻側に隙間を作ることで、無理なく座れるようになりました。2枚目、3枚目は改良されたクリノリンの時代。4枚目は改良前の鯨骨の裏張時代なので、座り辛そうです
【1857年〜1873年のファッションの移ろい 4/4】
〔4/24 展示品予定〕1枚¥2,500
60年代後半には、スカートの前と横の膨らみは抑えて、後ろ側は広げるS型のシルエットに。臀部にオーバードレスを乗せて強調するなど、革命前のポロネーズ式か、後に流行するバッスル的要素も。
1867年、69年、70年、73年
【1857年〜1873年のファッションの移ろい 2/4】
〔4/24 展示品予定〕1枚¥2,500
毎年スカートのボリュームはアップし、62-65年には最大サイズに。当初はスカートの裾がまくれ、足が見えてしまう(大恥)トラブルもありましたが、ドロワーズの導入で解決しました。
1860年、61年、62年